ゴルフは急に上手くなる!?

ゴルフは、いつか、上手くなります

”ゴルフあるある”に「ゴルフは急に上手くなる」というのがあります。上手くなる人は、始めてから、数年でシングルになったり、そもそも最初から、100以下で回ったりします。

しかし、「ゴルフは急に上手くなる」でググっても、肯定的な記事はあまり出てきません。”練習しなければ上手くならない”という記事がほとんどです。それは、多くのレッスンプロやトレーナーが、上手くならない人向けに、記事を作っているからです。もちろん、最初から全く練習しないで上手くいくとは思えませんが、ただ、練習を続けても上手くなるとも限りません。

クラブに所属している人は、よくわかると思いますが、上手い人は、最初から上手く、上手くなる人は、あるとき、急に上手くなります。

私の場合、50歳前半に、一時、80台が出るようになりました。後から考えると、これは、主に飛距離の恩恵でした。その後、五十肩で、スイングがおかしくなると、飛距離が落ち、スコアも落ちました。

ドライバーの飛距離が落ちると、ますます、力み、スイングはさらにおかしくなり、まともに当たらなくなってきます。チーピン、プッシュアウト、チョロなんでも出るので、もう、ドライバーが打てなくなります。スコアも95がやっとです。

そんなか、コロナで、半年ラウンドを休むと、今まで、100を切るのがやっとだったコースで苦労もなく90が出ました。パーは9つで、4パットやトリプルボギーなど、やらかしているのに、びっくりしました。

練習しても上手くならない?

以前、一緒に回った別のコースのメンバーさんには、「練習場で、練習しても上手くならない。」と言われました。理由は、そのメンバーさんもよく練習場に通っていたが、練習場の常連さんは、いつまで経っても上手くなっていない事に気づいたというのです。その時は、「上手くならないから練習場に行っているのだ!」と思いましたが、今では、練習場で、漫然と打っているだけでは、上手くならないと確信しています。

思い返してください。あなたは、練習場で、そこそこ、打てていませんか?なのに、ラウンドではなぜ失敗するのか?

煩悩に負ける

私は、練習場では、ほとんどナイスショットです。苦手のドライバーでも、柵まで届くほど、打てます。でもラウンドでは、やらかします。理由は、もちろん、ライの影響がありますが、ほとんどは、メンタルだと思います。

左足下がり、ラフでボールが沈んでいる、右は池、グリーンは受けていて奥へ外せば、アプローチは絶対によらない、手前にはバンカーなどと、考えたら、練習場のスイングができるわけがありません。

ここは、敷居を下げて、ラフから脱出できたらOKぐらいに気軽に考えれば、ダボを打つこともないでしょう。

練習場の通りに打つ

もう少し条件が良い時は、スパットを見つけて、方向を決めたら、ターゲットを見るのをやめて、自分の決めた方向を信じて、練習場のスイングをすれば、そこそこの結果が出ます。方向と距離が合えば、多少左右前後にぶれても、ボギーぐらい取れるでしょう。

最初は、私も全く、この方法のメリットを理解できず、やりませんでした。実際には、このやり方で、スコアはグッとよくなりました。ターゲットを見ながら方向を決めると、「ブレたらどうしよう」「もう少し右?」「スライス気味に打とうかな?」などと余計な思考が湧き出てきます。しかし、スパットで方向を決めてしまうと、練習場と同じメンタルで打つ事ができます。この時は、練習場での自分を思い出して、方向を信じて自信を持ってショットしてください。自信を持ってショットするのがミソです。方向が決まっているのです。クラブといつものスイングで距離も決まります。上手く打てると、さらに自信がつき、さらに、ショットに磨きがかかったようになります。

もちろん、練習場で、どっスライスやどっフックを打っている場合は、直す必要がありますが、そこそこ、真っ直ぐ打てるなら、この方法で、パーオンや、ボギーオンが増えるはずです。もちろん、曲がっても曲がり幅が安定しているなら、その分、目標をずらせば対応できます。

そこそこのショットの次に必要なのが、アプローチとパターです。

特にパターは重要です。パターが入らなければ、誰かにOKをもらわない限り、ホールアウトできません。

まずはパター

距離感

距離が長くなれば、入る確率が下がりますが、一番難しいのは、長いパットの距離感です。ただ、これこそ練習です。どのくらいの振り幅で、どのくらい転がるのかは感覚で、何度も打っていれば、自然に身につきます。もちろん、基準の振り幅は必要です。グリーンの速さはゴルフ場、プレーの日によって、まちまち、だからです。

練習用マットを買ったことのある人は知っていると思いますが、難しい設定にしても、何度も打てば、入るようになります。基準の振り幅で、いつもの距離が打てるなら、上達は、確実です。

歩測も重要ですが、見た目も、重要です。というのは、歩測して、基準の距離の2倍の距離だから、2倍の振り幅という訳にいかないからです。このトレーニングには、ゴミ箱にクズを投げ入れるのが役立ちます。クズの重さや空気抵抗は毎回違いますし、投げる距離も違うでしょう。でも、それを制御する力が普通の人にはあります。距離感のイメージ作りには、沢山の練習が必要です。距離を変えて、何度も練習してください。数年で、みただけで、そこそこの誤差に打てるようになります。

最初のパットでカップに寄せる事ができれば、ボギーやパーの確率が格段に上がります。また、ストレスの無い2回目のパットはラウンド全体で良い結果をもたらすでしょう。

入れごろ外しごろの3mぐらいのパットを狙い過ぎると、距離感を忘れがちです。1打目はとにかく、距離優先です。

パターの方向は背骨を軸にしたショットで

距離感の次は、方向です。方向を出すには、強さで距離を調整するより、振り幅で調整する打ち方の方が有利である事に気がつくともいます。もちろん、青木のように打てれば、別です。振り幅で距離調整する打ち方だと、短い距離で、ついカップを見てしまったり、ボールの行方を追ったりする事が減ります。

もちろん、これもショットと同じで、方向と強さを決めたら、その方向に、その強さで打つことだけを考えて、打ってください。邪念がなければ、良い結果が出るでしょう。

アプローチ

次はアプローチです。これも、失敗の大きな要因は、目標にピタリとキャリーさせて、あわよくば、チップインなどと考える事です。自分で、プレッシャーを与えていては、スイングがぎこちなくなり、失敗するだけです。

これも、アプローチ練習場で、きちんと打てている事が前提です。もし、ザクったり、トップしたりするようなら、それをなくす打ち方を見つけてください。

私も、失敗が多かったのですが、次の方法で、失敗が減りました。

転がすアプローチ

まずは、転がすアプローチです。転がせるなら、まず、その方が、圧倒的に、簡単です。ダフリやトップの確率が低いからです。パターを使えるなら、それもありです。マウンドや砲台グリーンでも、グリーンエッジすぐにカップがあったり、下りグリーンの場合は、上げるアプローチより、転がした方が、上手くいく場合もあります。

ウェッジを使う場合も、距離感はパターと同じぐらいで上手くいきます。この場合は、ロフトの大きいクラブを選びます。ウッドなども上手くいく場合がありますが、シャフトが長いので、いきなり、本番で使うのは考えものです。暇があったら練習してください。私は、PWをよくつかいます。52度のウェッジを使う時は、かなりヒールを上げて、立て使います。ヒールを上げると、ダフらせるのが難しくなります。ヒールを上げると、右利きの場合、フェース面は右を向くので、調整してください。これも練習すれば、わかります。

上げるアプローチ

手前にバンカーや池があれば、アプローチは上げるしかありません。(右利きの)私は、左足下がりでも上げるアプローチを選択しますが、上手い方に聞くと転がした方が成功確率が高いそうです。

私の場合、上げるアプローチの失敗原因は、主に、クラブを入れる位置です。どうしても、上げようとすると、ボールの手前からと思いがちですが、これをやると、手前でダフる、それを嫌ってトップするの繰り返しになります。かなり正確に上下位置を調整できなければ、打てません。そのプレッシャーでスイングが乱れます。しかも、マットの上ならともかく、実際のラウンドでは、ディポットにボールが入っていたりと、この打ち方はできない場合すらあります。

実際には、ボールの接地面より、目標側に1〜2 cm先にクラブを落とすようにイメージします。トップしそうに思いますが、地面にヘッドが着く前に、フェースがボールに当ります。ウェッジはロフトが寝ているので、ロフトだけで、十分上にボールが上がります。すくうイメージは不要です。万が一、ダフっても、すでに、ボールは打った後です。

毎回、きちんと、ボールをフェースで捉えられると、距離感は出てきます。距離感が出ないのは、トップしたり、ダフったりと毎回同じ強さで打っても、距離が一定しないからです。

また、バックスイングなしで、ボールを打つ練習も、フォロースルーの方向がイメージしやすくなります。この練習では、ヘッドをボールの下に入れてスイングを始めますが、それが、ヘッドを落とす位置です。ボールの手前ではありません。

また、ボールをあげようと、すくう動作(手首を使ってヘッドを返す)をいれると、ボールはフェースの上を転がって、飛ばせません。しかし、手首を使わずにヘッドで地面をなぞるように、水平方向に押すイメージだとボールがフェースに乗り運ばれて飛びます。これで、すくうショットが駄目な事がわかります。

もちろん、もっと高くボールあげる時は手首を使うロブショットをしますが、これは、次の段階です。普通に上げられるようになったら、練習してみてください。ロフトの大きいウェッジとボール位置をいつもよりずっと目標方向にすると、確率があ上がります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA