ドライバ―とアプローチ

兎に角、アプローチとドライバ―ショットの安定が良いスコアの鍵だということが身に染みてきた。

しかし、ドライバーショットは、トラブルにならない限り、リカバリーのチャンスがあるので、200ヤード程飛んで、打てるところにあれば、十分であることもわかってきた。とは言うものの、いざ、ラウンドに出ると、「よーし」となって、ティーショットを失敗し、トラブルをつくってしまう。こうなるとボギーは取れず、90切りは絶望的になる。

シミュレータ付き練習場で、数値を確認してみると、力いっぱいショットしても、力感のそれほどないショットをしても、結果は変わらないことが分かった。力感の無いショットの方が、正確に当たるので、むしろ、インパクトレシオが高くなる傾向だ。一方、ヘッドスピードは、力一杯振っても、上がるわけでもない。力が抜けていると、かえってヘッドスピードが上がることも分かった。プロが80%の力感で打つのは、正確性と距離が出るからなのだろう。

さて、このところのドライバ―ショットの要改善点は次のようになる。

  1. トップで、手が背屈する
  2. テンプラがでる

左手の背屈防止策

1の背屈は左手が甲側(背側)に折れる動きだ。反対は、掌屈。手を握る側、手の平側に折る動き。私の場合、左手をぐっと握ると、背屈になりやすい。また、深い前傾で起きる尺屈をすると、背屈しやすい。尺屈は手が親指側に折れることで、反対は橈屈。腕の骨は2本あって、親指側が尺骨、小指側が橈骨というそうだ。(体の知識(19) 手の関節とその動き

要は、深い前傾で、手首が親指側に折れると、背屈しやすくなる。もちろん、トップで力んでいるのもある。トップで背屈すると、フェースが閉じるように回るが、これは、ヘッドが上でグリップが下だからだ。インパクト時は、ヘッドが下でグリップは上にあり、この状態で左手背屈すると、フェースが開くようにクラブが動く。意識的にトップでフェースを閉じようと思うと、実は開くことになるわけだ。

対策としては、トップで力まないか、意識的に掌屈するしかない。実際には。次のようなことを留意することにした。

  • 前傾は浅めにして、橈屈ぎみにする
  • トップで左手が背屈しないよう、右手の背屈を意識する。=蕎麦屋の出前よろしく、トップで右手の平が上を向くことを意識する
  • 力まない

テンプラ防止策

テンプラは体が左に動いたり、手が先行してインパクトでグリップエンドが体を追い越しヘッドが取り残されている状態になっていると起きる。「よーし飛ばすぞ!」などと思っていると、よくやる。アイアンは、ロフトがあるし、高くティーアップもしないので、まず、この状態になることはないが、ドライバでは、起きる。

絶対に、テンプラしないためには、ティーを低くすればよいが、テンプラが生じるスイングでティーが低いと、地面に向かってボールを打つ事になる。スイング自体直さなければならない。

ドライバ―のボールの位置は、アイアンと違って左目(ターゲット方向)にずらす。これは、長いクラブが元に戻ってくる前に、体が左に動いている分を補正しているのだろう。良く、最下点を通過して、フェースが上向きになった時インパクトするといわれるが、私の感覚ではインパクトが最下点だ。

アッパーに打つとスイングがみだれる。アドレス時に右目に重心をとることと、腰だけ移動して上体が左に行かないよう注意して、高めの球を打つようにしている。

そこで、留意点をまとめてみた。

  • ティーは40mm 現在のクラブでフェースの上の縁がボールの赤道にあるときが35mmなので、それより5mm高め
  • ボールは左足かかと付近
  • アドレスでクラブは浮かせ、体の中心、へその前でグリップを構える(いつもは左ももの中心ぐらいにグリップがある)右足体重気味。
  • ボールが、へその前の地面にあるとして、スイング。

スイング修正

スイング自体も修正している。以前購入した「ゴルフ超理論」(ISBN978-4-262-16345-1 池田書店、安藤 秀 著)を読み返している。以前読んだときは、腕を先に振るスイングだと、勘違いしたが、よく読んでみると、イメージの問題であり、手打ちを推奨しているわけではなかった。

本によれば、プロの連続分解写真やスロー映像を真似しても、実際に再生はできない。プロの速度でクラブを振っているときの写真や映像には、われわれには解らない力がかかっている。また、それを習得しているプロは、どこに力をいれているかいちいち意識していない。

という訳で、より良いスイングができるイメージを作ってそれに沿って自分に合った形でスイングするというのが、この本の趣旨のようだ。つまり、スイング修正といっても、正しいイメージを作り直すわけだ。

イメージ作りには、何段階かあるのだが、今の私と大きく違うのは、トップとフォローのイメージだ。

トップでは、「腕を下ろす」が大事なのだが、これが、出来ていない。また、これを実践すると、軽くスイングしてもヘッドが走るようになってきた。また、「腕を下ろす」を実践すると、上体から打ちにいかなくなる。クラブの溜めもできて、タイミングが合うようになってきた。

フォローは要改善だ。いまは、「インパクトしたら終わり」と思っているが、フォローまでしっかりできないと、スイングは安定しないようだ。フォローが決まるようにスイングすると、自然と満振りはなくなる。満振りがなくなると、体は左に行かず、テンプラもおきないはずだ。

アプローチ

藤田寛之の練習(アプローチ改善 その1)は最近さぼっている。その所為か、直近のラウンドではボロボロだった。本番になると、前の振り方に戻るるのか、運が悪かったのか?

まずは、ラフだ。枯れてきてはいるが、やはり、すっぽり入ると、鋭角にクラブを入れないと脱出できない。ここで良く起きるのは、フェースが右をむくシャンクと強く出過ぎて距離が合わないケースだ。

シャンクは、ドライバーのスイングで気が付いた。前傾が深く、尺屈しているので、インパクトで力をいれると左手の背屈が起きることが想像できる。ヘッドのネック側が浮くようにして、尺屈を防ぐ方法をどこかで見た。次回実践してみよう。

ラフからの強振はどうだろう?同じ方法で鋭角に入れなくても、脱出できるのだろうか?ググってみると、「フェースを開いて、ハンドレイトで打て」とある。これは、ボールをあげるアプローチで良く練習はしているが、深いラフからこれで出るのだろうか?鋭角に入れるのはアリだが、どうやら、ハンドレイト、オープンフェースは肝のようだ。

次回、練習場でためしてみよう!

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