大叩きの顛末
その日は、前半は我慢のゴルフで47。また、ダボの減点法で前半を採点すると4点と、やはり調子は悪そうだった。ダボの減点法は、記事「煩悩が大叩きを誘引する?」で紹介した、レッスンプロ井上透のスコアメイク法のボギー版だ。
後半も慎重にスタートするが、初球から右へプッシュアウト。とは言っても、今日のプッシュアウトは2回目なので、そう悪くもない。幸いにも、木に当たって、OBは、魔逃がれていた。この日は、アイアンがどうも、しっくりいかず、特に頼みの5番アイアンが全く当たらない。3打目の5番アイアンはフックして、バンカーへ。それでも、なんとか、ボギーにまとめ、4ホールを2オーバーでまとめて、うまくいきそうだと思ったら、5番ホールで、ティーショットがOB。
打ち直しもチョロ。さらに、グリーンを間違えてショットすると、ダフリ。その後もダフってばかりで、結局、150ヤードを5打もかかってグリーンオン。しかも、カップまで10mもあった。
この日は、ロングパットの距離感がよく、このパットもあわや入るという感じだった。この日のパット数は31パットで、半年ぶりの少なさだ。前回は、パー9個で90で回った。その時のベストスコアだった。残り2ホールがボギーなら、夢の30台だったのに、結果は3オーバーと4オーバーだった。
結局、このホールは久々の10打、2桁のホールとなった。
なぜ10打を叩いた?
やはり、煩悩だろう。
前半、悪いなりにも持ち堪え。後半、そこそこの調子だったので、失敗しても、「まだ取り返せる」という意識が強かった。事実、残り150ヤードで、バンカーしか、ハザードがない状態だったのに、グリーンオンに5打もかかってしまった。
この日は、アイアンの調子が今一だったので、もっと警戒すべきだった。調子が悪いと余計に力むので、さらに、酷いショットになる。
では、どうすべきだったのか?
この1つ前のラウンドでは、スタートホールでOBして、3パットのトリプルボギーとなり、その後のホールでは、煩悩が出ず、力が抜けて、残り8ホールを4オーバーで回れた。リラックスすれば、うまくいくのだ。
やはり、対処法は、メンタルトレーニングに尽きることになる。
4スタンス理論を、最近、かじって、ドライバーでのティーショットが大分、楽になりました。私はB1タイプなので、スイングのスタイルにこだわることはなく、 体にあった方法で、既存の方法にこだわる必要がないことに気づきました。
実践してみると、成績的には、大した違いはない様に思われますが、ティーショットでの精神的負担は大きく減りました。
以前は、ティーグラウンドで、考えない様にする為、ボールをセットしたら、すぐ、打つ様にしていましたが、それでもあれやこれや考えてしまいます。しかし、スイングを気にすることがなくなると、安心して打てる様になりました。
結果が悪くても、そんなものかと、受け入れやすくもなりました。
そもそも、ゴルフの1打で、幸いにもアマチュアは、お金を要求されるわけでなく、生命の危機もありません。(ちなみに、循環器系疾患のある人は、パットで緊張し過ぎて、具合を悪くすることが多いそうです。)
もっと、結果より、これからどう打つかだけを考えるべきでしょう。
ただ、この時、「思いっきりフルショット」は、多分、失敗するので、番手を上げて、力感90%のショットをすべきでしょう。
さてはて、次のラウンドで覚えているかどうか?