コンスタントに36を切っていたパットだったが、直近で、16-14の30パットと今季最小パットを記録した。3パットもなく、ショートパットも外さなかった。タップインが8回あったので、半分でも入っていれば、憧れの20台だ。
パットは上手くなったと思っていたが、知人には、「36を切るぐらいでは、まだまだ」と言われていた。36パットは全ホール2パットで、3パットなしという事になるが、プロは普通に20台で回る。
パット数最小の要因は2つだ。
- アプローチが良かった — 一番距離のあるパットで 7 m。後半は全て、3 m 以内だった。
- 距離感が良かった。 — 長いパットは7mが2回、5mが1回あったが、ともにファーストパットで 1 m 以内についていた。
距離感は、岡本綾子がゴルフ中継の中で話していた内容が役に立った。その中で、「ラウンドの前のパットの練習は、ロングパット中心にして、その日のグリーンの感触(速さ)を掴む」と言っていた。そこで、最近は、ロングパットに重点を置いている。おかげで、3パットが防げたと感じている。
まあ、岡本綾子にしてみれば、ショートパットを外すなど、あり得ないかもしれない。ショートパットは、当てた時の方向が合って、しっかり打てれば、余程の傾斜でも無い限り、入る筈だからだ。所謂、”曲がる前に入れる”と言うやつだ。
まあ、そうは言っても、傾斜がきついと、失敗した時のことが気になり、インパクトが緩むものだ。「入ってしまえば」と思うが、カップを舐める経験をしている人は、それも嫌う。結局、先のことを気にするか、この1打に集中するかのどちらかだ。
さて、この日は、パットが良かったものの、スコアは伸びなかった。
失敗したホールを振り返ってみる。
1. ずっと登りのパー5
ティーショットを外してはいけない右に外した。このホールは左側がずっと浅いOBなので、右からのセカンドショットはプレッシャーがかかる。ずっと登りなので、ボールは左に行き易いのに、OBが直近だ。右に逃げようにも、林や木が迫り出して、逃げ口を塞いでいる。
案の定、この日、右ギリギリを狙ったショットが木にあたり、50ヤードほどしか距離が稼げず、ラフに。冷静に考えれば、この時点で、ボギー以上確実だ。ところが、無理にパーオンを狙ったロングアイアンは、ダフって、距離が出ない。まだ、ショートアイアンで届く距離だったが、力んで、左にフックした。
冷静に考えれば、2打目は木の下に低く出して、フェアウェイにもどし、確実にボギーオンを狙うべきだった。ティーショットを外した時点で、もう、ペナルティを貰っているのだ。ウッドでスライスを打つ選択肢もあるが、自身のないショットで、引っ掛けたら、傷が広がるだけだ。
このホールはダボで、煩悩に負けた事になる。
2.コース中央の木
続くホールで、ダボを取り戻そうなどと、考えていると、やってしまう。
次のホールは、ティーショットをまたまた外し、木の根本に。なんとか、出したが、今度は、コース正面の高い木が行手を阻む。ここも、木の枝の下を抜き、ダブルボギーを狙うべきだった。
木越えは、狙いより、右に出て、見事に木に当たった。距離がないから、下を抜いても、同じと考えたが、下を抜けば、ほぼ確実に花道からアプローチできたのに、木越えでは、枝に当たったボールは、意外な方向に跳ねて、不運にもラフに落ちた。結局、深いラフからのアプローチを2度失敗して、トリプルとなった。
木に当たると、予想もつかないところに跳ねる。どうやら、これが、木を避けなければいけない本当の理由だ。「根本に落ちる」と言うのは、楽観的な思い込みだ。
3.ツーオン狙いのサービスパー5
直前のホールでティーショットをミスし、ラフからのショットもミスして、ダボの後、短い打ち下ろしのサービスホールを迎えた。しかも、当日は、ティーが一つ前だ。ティーショットは、今日一の当たりで、憧れのツーオンができるとろまで、伸びた。
エッジまで、200ヤード。下りなので、4番アイアンでギリギリ届く。しかし、左足下りのライなので、無理はよそうと考えたのに、本心はあわよくばと、力んだ。トップして、チョロ。
2度目は、まあ当たり、ボギーオン狙いとなった90ヤードのアプローチは、まさかのエッジショット。ボールはライナーになり、グリーンを超えて、結局、ロストとなった。このホール +4だ。
続く、パー4もティーショットを右に外して、林に。2打目は出すだけになり、3打目はグリーンを外した。深いラフからのアプローチはラフに負けて、トリプルボギーとなった。
中盤の3ホールで、+9も稼いでしまった。
この日の失敗の原因は、
- 煩悩 — しばらく抑えていたのに、平均スコアがよくなり、また、妖怪「よーし」が頭をもたげてきた。
- ティーショットのミス — あれこれ悩み、考えながら打つのは、やはり良くない。後半は、打痕だけを頼りに、ティーの高さと、アドレスを変えて打った。この日は、高めがスイングに合った。今後も、ドライバーの打痕と睨めっこだ。
- 深いラフからのアプローチ — 練習場では、かなりの確率で狙った距離が打てるが、本番での確率は低い。ホームランが怖くて、素振りより、ショットが緩む。実際はショートばかりなので、次回は、番手を上げて、挑戦してみようと思う。
もう一つこの日、良かった事に、バンカーショットがある。この日、バンカーショットは10回で、そのうちガードバンカーは7回だ。しかも、砂一が2回ある。
バンカーショットの失敗は1回で、実はこのとき使ったのがサンドウェッジだ。他は、52度のアプローチウェッジでショットした。この日は、雨明けでバンカーは下が硬く、30ヤード以上の長いショットが多かった。こう言うときは、いつもより、番手をあげるのが良い様だ。