令和最初は、なんとか100切り
平成最後のラウンドは散々でしたが、令和最初のラウンドは、そこそこにまとまりました。同じコースで14打も違います。勝因はパットとアプローチでしょう。前半後半とも15パットの30パットと今季最小パット数です。もちろん、アプローチがそこそこに寄るので、パターも楽だったこともあります。
目次
52度のウェッジが好調
そこそこのスコアが出たのは、ずっと不調だった52度のウェッジが好調になったからです。先週から、急に感触が良くなり、不思議に感じていましたが、まさか、持続するとは、期待していませんでした。今までは、上げるアプローチしかできなかったので、52度のウェッジで、ランニングアプローチができるように、昨秋から、全てのアプローチを52度で行う縛りをつけて、練習していました。しかし、色々、打ち方を変えてみたり、情報を集めてみましたが、一向に改善しませんでした。
パター打ちアプローチは向き不向きがある?
私に合っていなかったのは、所謂、パター打ちです。パターで打つように、胸と腕で三角形を作り、頭を止めて、手首を固めて打つ方法です。ランニングアプローチの打ち方を検索すると、必ず出てくる打ち方の一つです。しかし、20ヤードならまだしも、30も40ヤードもあると、かなり打たなくてはならず、私の場合は、力んで、ダフリ、トップが出ます。パターでも40ヤードとなると、結構、降らなければなりませんからね。
腕だけのアプローチはダメ説
参考になったのは、短い距離でも、腕だけで打っては行けないというアドバイスです。前述とは、全く逆になります。前述の方法は、「パターが打てるなら、アプローチも、クラブ持ち替えて、パターと思って打てば」ということになりますが、こちらは、「ショットできるのだから、振り幅小さくするだけでしょ」という事になります。
アプローチという事を気にせず、ただ、フルショットの1/5とか、30ヤードとか、短い距離を打つだけだと考えて、普通にショットをすると、ほとんど失敗しなくなりました。驚いた事に、苦手意識がなくなると、同じ52度のウェッジで、高くあげたり、低めに出したり、できるようになりました。これが、2週間ぐらいの間に変わったのですから、練習というより、気の持ちようとしか言いようがありません。
もちろん、ウェッジでパター打ちもしますが、私の場合、42度ぐらいロフトの立ったクラブを使って、条件は良いがパターでは打てない場合の候補にしています。
アプローチのインパクトは、しっかり打つ
52度のウェッジの失敗で多いのは、ダフリとダフリや芝に負けてヘッドの向きが変わってしまうシャンクでした。シャンクは、岡本綾子の本「ゴルフの急所」などを参考に、インパクトが緩まないように気をつけることで、改善しました。
アプローチは、やるべきことだけに集中
ダフリは、力みから来るもので、無理にヘッドを動かそうとするために、ヘッドが先に落ちて、地面に当たってしまうタイプのダフリです。リズムよく打てば、なんてことはないのですが、ここぞという時に、ダフってしまいます。技術というより、メンタルの問題です。これは、「入れてやろう!」「ベタピンに寄せてやろ!」などど考えずに、「あそこにキャリーで落とす」ということだけに集中して、打つことで、解消されました。「そんなバカな!」と思われる方が多いと思います。私も、同伴する妻に始終言われていましたが、「それができないから、悩んでいるんだ!」と聞き流していました。
取らぬスコアの皮算用
アプローチができるようになってから、よく考えてみると、以前は、ショット後の結果をあれこれ妄想していました。「うまく打って、ベタピン。よければ、チップインでパーだ!」などと、取らぬ狸の皮算用三昧です。今は、結果を考えず、「あそこにキャリーで落とすと、このくらい転がってピンに行く」とか、「低い球で、転がして寄せる」とか、「バンカーに近いから、上げて、ドスンと止める」などと、球の軌跡をイメージして、スイングしています。もちろん、イメージ通り行くこともありますが、スピンがかからずに多めに転がったり、思ったより登り傾斜が強くて手前で止まったりしますが、あまり、一喜一憂しなくなりました。
これは、パターにも言えるかもしれません。60cmぐらいのパターで、「これを入れて、パー」などと考えると、インパクトで緩んで外したり、引っ掛けたりします。考えるべきは、ストロークのことで、スコアのことではありません。
結局、課題はティーショット
そして、今回も課題は、ティーショットです。練習場では、ドライバーも、そこそこの調子で、上手く打てていました。しかし、ティーグラウンドでは、思うようになりません。それでも、ティーショットの目標を決めてショットすると、意外に良い結果が出ました。
ティーショットも目標だけに集中
前のホールで、叩くと、目標の事を忘れて、ついスコアの事を考えてしまいます。「このホールは得意だからパーでいける」などと考えた途端に、スイングがバラバラになってしまいます。
ティーショットをZeppで解析
何ホールかのティーショットをZeppのスイングアナライザーを付けて、データ取りをしてみました。わかったことは2つです。
- テンポが遅い
- データが良くても、ミスショットしている
テンポは、バックスイングとダウンスイングの時間比です。ほとんどのプロやローハンディのアマチュアは、バックスイング3に対して、ダウンスイング1の時間配分です。松山英樹などは、明らかに、ゆっくりとしたバックスイングですが、これは、特殊なケースです。私も、ゆっくりバックスイングする時は、あれこれ、考えてしまい、おかしなことになります。3:1のテンポだと、バックスイングが大きくなりすぎず、また、早いので、余分な動きができなくなるようです。ゆっくりしたバックスイングをすると、ダウンスイングで、インサイドに一度行き過ぎて、しまうようです。所謂、8の字スイングです。
Zeppの限界
2は以前から、感じていることですが、Zeppでは、腰の動きは計測できても、胸の動きが測れません。クラブと手が理想の動きをすれば、高得点が出ます。しかし、実際には、腰が先に動いて、上体がついていく動きをしなければならないのに、その時間的な差がわかりません。下半身から動かない時は、ものすごく速く振ったと思っても、200ヤードも飛びませんが、下半身から動いた時は、振ったなと思わなくても、キャリーで200ヤードほど、球が飛んでいきます。この辺はZeppの限界と諦め、ソフトの改良に期待するしかありません。
まとめ
ただし、次の3つを守れば、そこそこ、行けそうです。
- 目標を決めて、それだけに集中し、スイングする
- テンポが遅くならないように気をつける
- 腰から動く
1と2、3は矛盾しますが、2、3は、打つ前の素振りで、確認して、実際に打つ時には、目標だけに集中します。