前半ワーストハーフ、後半ベストハーフ

試合前のコースでラウンドとなった先日は、前半ワーストで後半はベストとなった。深いラフや高速グリーンに警戒しすぎたのか?スコアカードを見直してみた。

ラウンド見直し

スタートホールのティーショットは、出来過ぎだ。距離も出てフェアウェイキープ。前進ティーを使用したこともあり、いつもロングアイアンでのセカンドショットが8番アイアンだ。グリーンは、右と手前に傾斜しており、奥と左に外すと、寄せは難しくなる。しかし、あまりに良かったティーショットで、「悪くてパー、ひょっとするとバーディだな」などと思ってピン方向に打ったショットは、フックしてしまった。この日のピン位置は左で、セオリー的には右手前に落すだったが、「左に落として、転がし、べたピン」などと妄想してしまったのである。

左ラフからのアプローチは、下りの高速グリーンで転がり、グリーンエッジまで行ってしまった。「まだ、ボギーがある」と思ってパターで寄せるが、高速グリーンを警戒して3mもショート。まあ、最初のパットなので、距離が合わないのも仕方がない。しかし、ここでのミスは何といっても、セカンドショットだろう。このホールはダボだ。

次のパー5でも、ティーショットが決まり、ぎりぎり2オン狙いができたが、1番ホールでやらかしたので、守りに入って刻むことにした。こういう場合、往々にしてミスが出るが、今回も、ご多分に漏れず、ガチガチに緊張したショットは、ダフリに引っ掛けでラフに入れてしまった。こうなると、パーオンは難しくなる。やはり、ボギーオンとなり、ボギーとなった。ティーショットだけの出来をみれば、悪くてパート言う感じだったが、2ホール続けてチャンスを逃した。

3ホール目はショートホールだ。距離も6番アイアンでちょうどの距離で特に問題がなかったが、ティーショットはフックした。この日はアイアンが左に曲がる。グリーンがは早く、このアプローチも止まらなかった。1番ホールと同じ展開になり、またダボだ。

出だし3ホールで躓いて流れが悪い。4番ホールでは、さらに、守りに入って。ティーショットをドライバーから3wに変えた。振り返ってみると、ドライバーは悪くなかったので、変える必要もなかったが、前進ティーからなので、飛び過ぎて池に入るのを警戒したのだ。結果は何とダフリ。天ぷらの様に上がったボールは手前の池奥の傾斜地でバウンドして、まさかの池ポチャだ。今日は運がないというか、悪いことが重なる。そして、おまけの今日最初の3パットで+4となってしまった。

5ホール目はやっとまともにボギーで切り抜けたが、6ホール目のティーショットは右に出て、木に当たってしまった。ここまで、ずっとドローだったのに!よく考えると、右にでてから左に戻っていたので、右に林の壁があるのだから、もっと、左を狙うべきだった。しかし、左はOBがあるので、選択としては、間違いともいえない。

間違いは、セカンドショットで3wを選択したことだ。ラフから、距離も出さなければならないとなると、3wしか頭になかったが、ここは、アイアンで確実にフェアウェイに戻し、そこから、3wを使うのが正解だった。

ラフでウッドを使うときは、まず、ボールが浮いているか確認が必要だ。強いラフだと、ボールが芝の上に載っていて、下をすくって、テンプラ気味になる。さらに、地面にボールがついているのが見えても、密集した芝の上であることがある。これを、練習場のマットのように打つと、クラブは、柔らかい芝の下にもぐってしまう。あくまで、ティアップしてあると思って、打ち込んだりしないように打つことが大切だ。

結局、セカンドショットは林へ打ち込み、グリーンオンには6打もかかってしまった。このホールは、トリプルボギーだ。

意気消沈して、臨んだパー3はガードの奥の池が気になり、さらに、早いグリーンを警戒しすぎて、ショート。今度は寄せもショートして、2度目の3パットだ。この日は、踏ん張りどころで、3パットが来る。

どんなに酷くなるかと覚悟していたが、これ以降のホールは、バーディ1,パー3、ボギー5、ダボ2と、まずまずのラウンドだった。

何が悪かったのか?

ティーショットでのメンタル

やはり、ティーショットだ。ここで言うのは技術的問題やドライバ―の調子云々ではない、アイアンにしろ、3番ウッドにしろ、考え過ぎて打ったショットは乱れる。どこかに余計な力が入るからだ。結局のところ、ティーショットで大事なのは、自分の技量を信じて打つことだ。それで目標を外したら、仕方がないとあきらめるしかない。

「今日は左に曲がる」となったら、右目を狙って、今日なりのショットを打つことである。ここで、左に曲がらないような打ち方を試みると、スイングは乱れ、失敗する。ショットの修正は練習場でやるしかない。ただ、ラウンド中に修正できるようになるのは、次の課題でもある。

コースマネージメント

次は、戦略ミスだ。ティーショットでどこを狙うかよりも、2打目をどう打つかだ。まあ、ショートホールではティーショット自体が、グリーンを狙うショットになるので、重要だ。

ゴルフは、2打目で無理して載せるより、3打目で、べたピンに寄せられるところを狙った方がスコアが良くなるようだ。無理すると、罠にはまる。

また、1打目をミスした場合、私のようなボギープレーヤでは、リカバリーするより、確実に1打でフェアウェイに戻した方がスコアは良くなる確率が高い。1打罰と考えて、その次でリカバリーを考えるべきだ。そのためには、確実に脱出することが重要だ。

右のラフから左のラフに出してしまうのは、林から無理して前を狙い、木に当て、再度打つ羽目になるのとおなじだ。確実にフェアウェイに戻すべきだ。そのほうが、あれやこれやと考えずに済み、ファーストプレーにもつながる。

高速グリーンでのパット

試合前ということもあり、グリーンのスティンプメータは11となっていた。慣れていない速さで、警戒しすぎてしまった。上り下りともロングパットが全く寄らなかった。

また、早いので、上りではよく転がり切れが少なくなった。逆に下りは、曲がりが多かった。

ショットが曲がる原因

メンタルとは別に、曲がる原因が分かりかけてきた。どうやら、手首の使い方である。

手首は、3つ自由度がある。

  1. 手をまっすぐ前に突き出した状態で手を回転させるリストターン(実際にはひじから先が回転。Y軸回転)
  2. 手の平の方向を変えずに、親指、小指方向に曲げるコック(アドレスしてた状態で、クラブを釣竿を引き上げるように持ち上げる動作。剣道の素振り。X軸回転)
  3. 手の平、甲の方向に曲げる掌屈(バウドリスト。Z軸回転)

最近流行の掌屈だが、私の場合、球が曲がるのは左に曲がるのはリストターンのようだ。しかし、実際、曲がったときに、どのくらい、手首を使っているのかは、一瞬のことで、記憶にない。

そこで、自分でわざと大きく手首を動かして、どの球が出るか試すことになる。

フックが出るのは、大きくリストターンした時だ。力んだ時によく出る。しかし、同時に、リストターンをしっかり戻さないと、プッシュアウトもでる。基本リストターンすると、毎回同じにショットしないと、左右にばらける。

調子のよいときは、コックだけを使っているようだ。それも、手首を柔らかく使っているので、切り返しで自然にできるコックだ。

悪いときは力が入り、色々な方向に動かしてしまうようだ。バックスイングがそれなりのスピードがあり、手首に力が入っていないなら、慣性で良いトップに収まる。切り返し後も同じ軌道で戻れば、良いショットになる。

長いクラブほど、軌道のずれに対する許容範囲が少なくなるので、力んだショットは余計にミスが出る。また、長いクラブでは、十分速くスイングしないで、力を抜くと、正しいところに収まらなくなる。

メンタルも含め手首の使い方がやはり一番の課題だろうか?ただ、意識はできない。

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