最多パットの次は、ベストハーフ

すっかり調子を崩している最近だが、先日、記録している中の最多パットをやってしまった。確かに、グリーンが早かったが、ほとんど、横からのパットが入らない。1打目で1m位に寄せられても決められないのだ。3パットが8回で、1パットは1回しかない。3パットがなければ、8打、半分でも4打は縮まったはずだ。

しかし、次の2点で、劇的に改善、なんと今度はハーフ13パットの最小パットになった。3パットが一回もなく、ほとんどなかった1パットが5回もあった。

ショートパット失敗の原因

調べてみると、速いグリーンでは、強く打てないので、距離が短くても、傾斜の影響を受けるので、しっかり、傾斜を読んで、曲がり幅を計算して打てとあった。

遅いグリーンなら強めに打って、曲がる前にカップインできる。しかし、速いグリーンでは、外した時のダメージを考え、つい緩めのパットになる。結局、思ったより曲がり、カップをかすめることになる。

短いパットなら、スティンプメータの値が1上がろうと、大して影響を受けないはずだが、精神的には、ビビってしまう。特に、下りになると顕著だ。

スティンプメータの値は、約20cm程の高さから転がしたボールが平面のグリーンを転がった時の距離だ。20cmぐらいの傾斜なら、打った距離+スティンプメータ値ということになる。1m打ったつもりが、スティンプ10のグリーンなら、プラス3mは下ることになる。

狙いのずれ

しっかりグリーンの傾斜を考慮するのは、良しとしても、狙った方向に打てないと、入らない。

どうも、引っ掛けて左や押し出して右に打ってしまうことが多いように感じていた。

この日、アプローチの練習をしていると、30ヤードぐらいなら、まあまあ、狙い通りなのに、15ヤードでは、右目に出ることが多かった。よく考えてみると、目の位置と、ボールの位置は1m位はずれている。見た目の方向は、ボールと目標を結んだ線より、右になっている。目標地点で、アドレスしている自分をイメージして構えると、左に向きが修正できた。

パターでは、ボールを目の真下に置いて、パットを行う。しかし、狙いをボールの真後ろから狙いを決めたときと、アドレス前にボールの横に立った時では、見た目が違っている。これが、不安になり、向きを無意識に変えてしまったりする。

目標方向は、ボールの後ろから見て決めて、その方向を信じて、まっすぐ打ち出すことが大切だ。

練習の時は、それ程強く入れようと意識していないので、狙った通りに打てるが、バーディやパーがかかったパットとなると、外したくない意識が働いて、手が無意識に動いてしまう。

読みを信じて、狙った方向に打ち出すことだけに集中することが大切だ。

ショットの方向

いまだに、ショットの方向は完全に制御できていないが、修正方法は、解明できたように思う。

まずは、ドライバーだ。安定度はかなり良くなってきているが、ハーフに1度ぐらいは、林にいれる。

さて、ボールの飛び方は、インパクト時のフェースの当たり方で決まる。出玉の方向は、フェースの向き、その後はFTP(FaceToPath:フェースの向きに対するクラブの移動方向)できまる。

よく内側(手前)に、インに振りぬくとスライスになるというが、これは、FTPがマイナスで垂直方向の軸に上から見て時計回りの回転がかかる。この場合、右側のボールの右側の気流が早くなり、揚力が発生して、ボールは右に曲がる。

OUTならその逆だ。ドローボールを打つには、外側、奥に振りぬかないと、ドローにならない。以前の私のアイアンショットを思い出してみると、重心はつま先寄りで、打った後、体は前につんのめっている。最近まで、わからなかったが、このために、フックボールが出ていたのだ。

最近は、その場で、回転できるようになってきたので、フックすることがない。しかも、腰の回転をやりすぎて、クラブは右方向、インに引かれている。

もっと、内から外に向かって、振りぬく、あるいは、クラブを放り出すイメージが必要のようだ。

まだ、イメージと動きは一致していないようで、プッシュアウトや、極端なフックがでる。もう少し、フックの量と打ち出し方向を調整するため、練習が必要だ。

フルショットでないショットも方向がでない。せっかく、100ヤード以下なのに、左に20ヤードぐらいずれてしまう。ボールはまっすぐ左に飛ぶ、プッシュアウトの逆だ。(プルインというのだろうか?)これは、外側から内側に振っているものの、フェースも閉じて、クラブパスとフェースが一致していて、曲がらずにまっすぐ左に飛んでしまうわけだ。

クォーターショットは、腕に力を入れていないはずなのだが、外側からになっている。イメージより内側から振り下ろす必要があるようだ。あるいは、腰を回転しすぎているのかもしれない。腕と腰の同期が必要なのかもしれない。

力の入れ方と飛距離

方向性の改善をしていると、腕に力を入れても、飛ばないことがわかってきた。もちろん、まったく力を抜いたらスイングなどできないが、余計な力は、ブレーキをかけているだけだ。

一方、力を抜いていると、ブレーキはかからないが、制御もできない。腕では、いつも、同じところに出して、途中は物理法則だけで、動かすようなスイングが必要だ。

下半身で、クラブを振るイメージにすると、前より速くスイングしているイメージはないが、飛距離は戻ってきた。以前のスイングと違い、腕の力は使わないが、同じように飛ぶ。ヘッドスピードの測定はしていないが、たぶん同じなのだろう。今度、チャンスがあったら、測ってみよう。

スコア

結局、この日は、前半50で、後半は41だった。17番でダボをたたかなければ、ベストハーフ更新だった。パーなら夢の40切りだった。

前半の失敗も含めて、この日の敗因は煩悩だ。

練習場でも、アプローチでボールが拾えて、パターの距離感もよかった。スタートホールはパーで好調な滑り出しだ。

つい、これはいけると、意気込んだ2番ホールでティーショットをミスして、ファーストパットもミスしてダボ。動揺して、クラブを忘れる失態だ。

なんとか、持ち直したのに、6番ホールで、天ぷらだ。取り返そうと欲張ったウッドのショットもミス。これをバンカーに入れて、結局4オン。うまく打ったと思ったアプローチも全く止まらず、10m超のパットが残り、3パットで7だ。グリーンに乗せるだけでよかったアプローチを寄せようと思ったのが失敗だ。ここで、転がりすぎたボールを見ていれば、逆のパットは遅くなるのは、予想がついたはずだが、3mも残してしまった。

次のホールは、パー5で、取り返しに行ってしまった。最近苦手のこのパー5はボギーで御の字だったのに、パーを取ろうと、つい、ティーショットを振ってしまった。ボールはいつもの右の林だ。

さらに冷静にフェアウェイに戻せばよいところを、林を抜くショットをやってしまった。結果は失敗。つづく連続3ショットを失敗して、9打をたたき万事休すだ。

50切りがかかった前半最後のホールは、向かい風の中、ナイスショットは、いつもより、20ヤードは短くなった。いつもなら狙えるショートカットの方向に木が立ちはだかっていた。手堅く、レイアップを決断したが、3打目のアプローチは上り傾斜の読み間違えで、ショートして、ダボ。前半50打になってしまった。まったく、攻守がかみ合わなかった。

自信を持ったショットはよいこともあるが、無謀なスーパーショットはまず成功しない。

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