調子が上がらない

徐々に暖かくなってきたが、ゴルフの調子は一向に上がらない。

不調の原因は、ドライバー、アイアン、アプローチだ。パターだけは、平均2パット以下を保っているが、直近では、4パットもある。

高速グリーンで上についたら、ホールに届かせろ

4パットの第一の原因は、速いグリーン(スティンプ 9.5以上)で、かなり、上につけてしまった事だ。

距離は10mはあり、この時点で、3パットを覚悟しなければいけなかったが、つい欲張って、ベタピンを意識して、緩く打ってしまう。打ちきれず、2mの下りが残った。

最低でも、3パットで済ますには、2打目のパットを上りにする必要があり、少なくともカップにボールを届かせないといけなかった。事実、次の機会では、しっかり打って、2打目を上り2mにして、これを入れきった。

下りを打ち損じて2m残すと、今度は打ち過ぎる。”ゴルフあるある”だ。「もう、下りは嫌!」とか、「入れてやる!」とか、「意外と遅い。もっと打とう」などと、煩悩と”悪魔のささやき”のオンパレードだ。

3打目は待望の上りだが、2mでは、入る確率は50%ぐらいだろう。やはり、決めきれなかった。

横につけたら、1打諦める

高速グリーンで、もう一つ、難しいのが、横に着いた場合だ。タッチと方向が合わないと、入らない。傾斜がきついと、50cmでも、入らない。という訳で、狙うなら、外した時に、上りのパットが残るように打つ方がダメージが少ない。下手をすると、行ったり来たりで、ループに入ってしまう。

横についた場合、1打目は、相当な確証がない限り、曲がり分を読まずに打って、上りのパットを残す事だ。確実に2打目で決める作戦が安全だ。

ちなみに、パットの調子が戻ったのは、手首を使わず、肩を回して、腕とシャフトを一体にして打つようにしたからである。距離が短いと、ついつい、手首で打ってしまうが、これが外す原因だ。大きい弧を使うと、方向も狂いにくい。

ドライバーの不調

この冬は、ドライバーに新たな不調が加わった。今まで、テンプラ、チーピン、プッシュアウトだったのに、チョロが出るようになった。

チョロは、ヘッドの裏にボールが当たる。距離は2〜30ヤード程で、ほとんどない。次の一打でリカバー出来る確率は全くない。

私のチョロは、ボールをアッパーに打とうとして、いわゆる”すくい打ち”になり、ボールに届かなくなる。ティーを高くすれば、一時、治るのだが、しばらくすると、そのティーに合わせて、さらに、アッパーに打つようになってしまう。

対処法は、ティーは低め(私の場合は、ボールの赤道がドライバーヘッドの上の縁)で、ボールの位置は、中心より、ボール1個ほど左。これで、最下点(アドレスの中心)にボールがあると思って、3番ウッドで払うように打つと丁度良い。

直近では、ついつい、打気にはやって、しばらく、ナイスショットが出なかった。

アイアンの不調

アイアンは、方向性が悪くなってきた。以前は、ミドルアイアン以下のフックだけだったので、右目に目標を取れば、対応できたのだが、最近は、右も左もある。しかも、スライスも出るようになった。

特に、「ここぞ」と力むとプッシュアウトか、スライスが出るようになった。ロングアイアンでは、距離も出るので、OBや林の危険もあり、厄介だ。

ドライバーで解決していない、プッシュアウトがアイアンでも出るとは、思わなかったが、ここで、解決できれば、一挙両得だ。

この時、打感は良く、よく飛ぶのだが、方向が合わない。ドライバーと同じだ。右に真っ直ぐ飛ぶのは、フェースが開いて当たり、その方向にスイングしているからだ。これで、フェースだけ返す(閉じる)と、フックになる筈だ。

以前は、フックばかりだったから、フェースを返さない打ち方になってきたという事だ。フックが直ったのは、少し、アウトサイドイン気味に振るようにしたからだ。以前は、飛距離を稼ごうと、左右の腕と胸が作る三角形をトップで、潰して、トップを大きくしていた。手と腕だけを大きく後ろに回していた。

フックを直すには、スライスの打ち方を取り入れれば良いので、少し、アウトサイドインでカット軌道を意識して、振るようにすると、真っ直ぐ狙った方向へ飛ぶようになった。これは、2〜3年前なので、どうやら、これが行き過ぎているのだろう。

次回、アイアンでフルスイングするときは、少しインサイドアウトに振るように調整してみようと思う。

スイング軌道?左腰が引けない?

もう一つ、スイング軌道が右を向いている可能性もある。これは、インサイドアウトに振れているのだが、私の場合、ダウンスイングで、左腰が後ろに移動していない可能性もある。スイングが左足を軸になってしまうのだ。これは、私の癖で、きつい爪先あがりの斜面などで、ほぼ全ての重心を左足におき、左足を軸に回転して、打っている。

これを、平地でやると、ダウンスイングで右腰が前(腹側)に出て、体はボールに近づく。ここで、無意識に体が反応して、クラブにボールが当たるように、上体を起こす、ことになる。

スイングが綺麗な人は、背骨が軸になるように腰を回転させている。どちらかというと、右足が軸の感じで、ダウンスイングで、左腰は背中側に移動する。

プロは、バックスイングで、上体を大きくひねり、右腰自体は、さほど回転させていない。しかし、ダウンスイングでは、大きく左腰を回転させている。アマは、逆に、なりやすい。

次回は、バックスイングで、捻転を意識して、右腰の回しすぎに気をつけてみようと思う。

アプローチの改善

毎度、トップとダフリに悩んでいるが、ラウンド後、練習すると、全く問題なく打てる。やはりメンタルなのだろうか?

直近では、ベタピンも2回出たが、トップが出た後、緩めになって、寄せられなくなった。

やはり、自身を持ってショットする以外に、方策が見つからない。それでも、気をつけている注意点を書き出してみると、次のようだ。

  1. ボールの手前や下ではなく、ボールの先に最下点を意識する
  2. 左手をひくイメージ(左手片手打ちの練習)
  3. 右手片手打ちの力感(クラブが落ちる感覚)
  4. 下半身で打つ(フィニッシュで、体を回して、左足に乗る感覚)

ただ、こんなに、気にしていたら、緊張が増すばかりだろう。実際は3だけでいいのかもしれない。

2は、左手片手打ち練習をしている時に、編み出した。右手1本では、何も気にしないで打てるが、左手ではそうはいかない。ボールに当てるだけで、一苦労だったが、インパクトでクラブを引くイメージで振ると、打てるようになった。クラブが加速する事もあるだろうが、左手を引くことで、肩が回ったり、左腰が後ろに回転したり、良い効果が出る。

 

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