「ロシアンパワー養成法」トレーニングを初めて、6ヶ月経った。何が良くなったのか、検証してみた。
ドライバーのヘッドスピードは40 m/sぐらいから、44 m/sまで上がった。Zeppの記録を見ると、45 m/sが出ていることもある。
タニタの体重計の体年齢は、急によくなり、41歳になった。一時は、50近くまで戻り、あまり、トレーニングは関係ないと考えていたが、ついに、消費カロリーが摂取を上回ったようだ。
腹筋、背筋などは、今まであまりトレーニングを行なっていなかったので、今回のトレーニングで、大分、ついてきた。
また、ゴルフに上体の筋肉はいらないと思い込んでいたので、腕立てなどは、ほとんど、やらなかったが、今回のトレーニングで、大分、上腕や胸にも筋肉がついた。
考えて見ると、PGAツアーの選手は、痩せてそうでも、みんな筋肉ムキムキだ。近くで見ると、ウェアの下にある筋肉がはっきりわかる。ゴルフに筋肉がいらないというのは、勘違いだったようだ。
一時は、筋トレだけで、ドライバーの調子がよくなったと感じる時期があっただ、また、調子が悪くなってきた。練習場で良くても、コースで悪いので、メンタルの可能性もあるが、それにしても、ラウンドではいいところがない。
そこで、久々にAthletic Motion Golfの動画を見てみた。
この動画では、プロとアマの腕の動かし方を解説している。手のスピードが同じプロとアマを比較している。何と、手のスピードが同じでも、プロの方がヘッドスピードが大きくなるというのだ。
その理由は、よく言われるラグだ。クラブと腕の角度が、プロの方が、後で、解けるのに対して、アマは、トップからすぐに解けるという、あれである。
ところが、プロは、クラブをすぐにリリースしないように、意識しているわけではない。これは、私も試したことがある。一生懸命、クラブを後からリリースしようと頑張ったが、全く、良い結果にならなかった。
違いは、プロの方が手を速く動かしているということだった。動画では、同じアマチュアが、グリップエンドをできるだけ、速く下ろす事を意識して、練習するだけで、ヘッドスピードが7%アップすることを紹介している。しかも、腕自体のスピードは落ちているのにである。
手を早く降すことで、インパクトでも手が浮かなくなりそうだ。
ラグのことは、別のビデオでも解説していて、
- トップで、フェースを開いておく
- ダウンスイングで、クラブを前に、アウトサイドに動かさない
という2点をアマと明らかに違うプロの動きとしていた。
プロは、トップで左手首が、真っ直ぐか、山形に折れている(手のひらを腕に近づける)。スライスを気にすると、何となく、手首を逆に折ってしまうが、実は、手首を外におると、フェースはインパクトで開く。アドレスした状態で、左手首を外におると、よくわかる。
ボールを捕まえるには、トップで、左手首は、真っ直ぐか、内側に折れていないと、インパクトまでには、戻しきれない。
ダウンスイングから、クラブを前(アウトサイド、ボールに近づく方向)に出さないというのは、前述の速くグリップを下に降すこととも繋がる。また、上体から動くと、クラブが前にしか動かせないので、下半身リードは必須だ。
私は、インサイドに手を降すことにより、手を前に出していないと思っていたが、このビデオでは、ダウンスイングで、左腕と胸の作る角度が、プロでは、アドレス時の直角付近から、20度ぐらい小さくなるだけだ。アマチュアは、30~40度以上も小さくなることが紹介されていた。当然、アマチュアは、それを元に戻そうと、インパクトまでに、角度が変わっていく。しかし、プロは、変化した分が戻るぐらいで、アマチュアより、小さくしか変化しない。
プロは、グリップエンドをいつも、体の中心に置いているということだ。極端な、インサイドもよくないということになりそうだ。
以前、レッスンプロに、「トップからは、グリップエンドをへそに一気につける感じ」と説明を受けたが、まさに、その通りということになる。
また、腕を速く動かすには、上体の筋力も必要だったということになる。