もうすぐ、「ロシアンパワー養成法」トレーニングを始めて1年になるので、効果を検証してみた。
ヘッドスピード
そもそも、このトレーニングを始めたのは、ラウンドの同伴者、I氏から聞いた話が発端だ。このトレーニングに必要なゴムは、既に持っていたし、本はネットなら中古で安く手に入るので、投資金額は千円未満だ。「これで、何か効果が出れば、みっけモンだ」と考えたからだ。
I氏によれば、ドライバーの飛距離を伸ばすコツを次のように言っていた。
- ロシアンパワー養成法が効果的
- 筋トレは返って、飛距離を落とす
- 練習場通いで上手くなった人を知らない
10月から始めて4週間ほどで、ヘッドスピードが45 m/s まで上がった。生涯最速だ。計測は、Zeppのセンサーで行っている。私のドライバーのヘッドスピードは、加齢と共に、低下していて、始める前は40 以上が出た記憶がない。
その後、コロナ禍が始まり、1月は練習に一度もいかず、2月に再開してみると、少し落ちて 43 m/s ぐらいが最高になっていた。その後も、落ち続けて、今は、元の40 m/s 前後になってしまった。
尤も、ここ最近は、以前のように毎日トレーニングしておらず、さらに、腹筋・腕立てを端折って、ゴムの運動だけしたりと、サボり気味だ。
スコア
2019年9月28日のトレンドハンディキャップは、20.5だった。2020年9月17日には、18.2まで改善している。ただし、大きな変化は、ここ数ヶ月だ。最近は、ほぼ100以内でまわれており、ここ1ヶ月は95以下が出ることも多くなった。
スコアの改善は、主に、アプローチが良くなった為だ。良くなったと言っても、60ヤード以内で確実にグリーン上に乗せられる程度だが、以前は、セカンドショットでグリーンに乗らないホールは、ほとんどアプローチを失敗して、打数を稼いでいた。
一見、トレーニングとは関係ないように思えるが、下半身が安定するようになったためか、アプローチでダフリやトップする事がほとんど無くなった。
下半身の力でショットするようになってから、力感の割りに飛ばないので、ミスが出にくくなった。失敗するのは、緩める時が多いからだ。また、強くグリップしているので、出球の方向も狂わなくなった。
体年齢
オムロンの体重計では、筋肉量や脂肪量で体年齢を算出しいる。一番、ゴルフの調子が良かった、50代前半は、41才ぐらいだったが、不摂生や加齢で、どんどん数値は落ちている(数字が上がっている)。
トレーニングを始める前は、体年齢は50才近くになっていた。加齢による筋肉の衰えは、年齢と共に加速するようで、トレーニングでの筋肉量増加はかなりハードだ。
ところが、ジムとロシアンパワー養成法で変わらなかった筋肉量は、巣篭もりで急に改善した。
要因がわからないが、どうやら、NHKの筋肉体操のようだ。あまりにも運動不足と考え、撮り溜めした番組を1日2つぐらい、2〜3日置きにやっていた。
食べる量も関係しているとも思われる。妻が定年になり、今年になってからが、昼ご飯をしっかり取るようになった。それまでは、プロテインなどで済ませていたのだが、カロリー不足で、筋肉を消費していたようだ。先に、脂肪を使ってくれれば、良いのだが、そう簡単ではないようだ。
最近は、また、トレーニング不足で、体年齢は45才に戻っている。
ただし、筋肉体操には、負の面もある。I氏は、「筋トレはヘッドスピードを落とす」と言っていたので、筋肉体操が、ヘッドスピードダウンの原因かもしれない。
ドライバーショット
ドライバーショットの安定は、トレーニングによる改善課題の一つだったが、微妙なところだ。
確かにトレーニング前は、ほとんどのドライバーショットを失敗していた。最近の調子が良い時は、ほぼ、全て成功することもある。しかし、相変わらず、失敗が多い。特に、左ひっかけが多くなり、以前の右プッシュアウトが減っている。
ロシアンパワー養成法では、ヘッドスピードがすぐに改善したが、ミスショットは減らなかった。ミスショットが減り出したのは、最近で、トレーニングで、筋肉が付き出して、本来の正しいスイングができるようになってきたのではないかと考えている。
まとめ
ロシアンパワー養成法は、筋肉量が少ない時、ヘッドスピードを上げる効果が大きいようだ。同時期に始めた、40代の方は、全然、効果なかったと言っていた。
スコア改善には、アプローチを上手くなる事。それには、下半身を鍛えるのは重要。
オムロンの体年齢とゴルフの調子は、それなりの相関がありそうだ。やはり、なんらかのトレーニングはゴルフを楽しく回るには必要そうだ。
ドライバーのミスショットもトレーニングで減らす事ができるようだ。