猛暑日が続く。こんな時は、ゴルフなどしないのが一番だが、ゴルフ狂は、熱中症の警告など意に解さ無い。
熱中症予防には、まず、水筒だ。
最近は、中国製の安い水筒がたくさん出回っており、サイズも、形状も様々だ。
キャップ付きタイプでは水分補給が間に合わない
以前使っていたのは、象印の 0.5 Lの水筒だ。これは、キャップに飲み物をついで、飲むタイプで、お茶などを想定しているものだ。昔の暑さなら、これでも十分だったが、最近の暑さでは、こんな飲み方では、とても、渇きは治らない。
通常の熱中症予防では、少しづつ、喉が乾く前に、回数を多く水分を補給するのが、良いらしいので、このタイプでも十分役に立つはずだ。ところが、実際の猛暑日のラウンドでは、汗で、ウェアもびっしょりだから、こんな飲み方では、間に合わない。
安い中国製は要注意
以前の魔法瓶水筒は、10年以上使って、キャップの弁が壊れ、何度も落として、外も凹んでもいたので、数年前に、買い換えた。
購入したのは、中国製のステンレス水筒だ。たまたま、ショッピングモールのセールで見つけた、2000円以下の0.75 Lの水筒だ。この時は、もっぱら、常温の麦茶を作って、携行していた。
一度、喉の乾きが治らなくなる症状を経験してからは、粉末のスポーツドリンクを冷水で溶かし、氷を入れて、携行するようになった。中身を冷たいものに変えると、水筒の外側に、水滴がつく事に気がついた。あまり気にしていなかったが、どうも、氷の溶けるのも早く、ラウンドの終わりには、飲み物がぬるい事にも気がついた。
魔法瓶でない
どうやら、この水筒には、魔法瓶効果が無いことがわかった。ペットボトルよりはマシだが、保冷の効果はない。ステンレス水筒なので、当然、二重の真空容器だと思い込んでいたが、どうやら、50年くらい前の水筒と同じ、冷たいものを入れると、外側も冷たくなる、ただの入れ物に過ぎなかった。
飲み口は、ねじ式で、容器から直接飲むタイプなので、熱い飲み物には向かず、廃棄した。とんだ、安物買いの銭失いだ。実は、廃棄した理由は、もう一つあった。それは、パッキンにカビが生える事だ。
カビが生える
お茶を入れているメーカー品の水筒に、冷たい飲み物を入れることもあるが、カビが生えているのを見たことがない。
特別に丁寧な洗い方はしていないが、ぞんざいに扱ってもいないが、ふと気がつくと、フタやキャップ、飲み口に、黒くカビが生えた。
カビは、楊枝などで、取り除き、漂白剤に漬け込んで、除去するのだが、次に使うと、すぐに生えてくる。
水道水と冷蔵庫で水道水から作った氷を入れているので、殺菌されている水だ。災害用に、ペットボトルやポリタンクに水道水を貯めているが、カビが生えたことがないので、こんなに、簡単にカビが生えるのは不思議だ。
妻が購入した、別の中国メーカー水筒も同様だ。どうやら、日本のメーカー品は抗菌素材を使っているようだが、中国メーカーは違うようだ。
日本メーカー品も高くはない
今年は、日本メーカー品から、水筒を探した。保冷専用は、冷熱両用より、1000〜2000円は安い。考えてみれば、何リットルも熱いお茶を飲む事はないので、保冷専用で、十分だ。熱い飲み物は、以前から使っている水筒で、間に合う。
ネットで探すとタイガーのサハラクールシリーズが、記念セールをやっていて、1 Lの水筒が3,000円で購入できた。
作っているのは、日本ではないが、日本の魔法瓶メーカーの管理下にあることがポイントだ。ちなみに、生活用品を扱うN社の水筒もカビがよく生える。値段相当で、値段以上という事はない。
新しい水筒の評価
まだ、使い始めたばかりで、結論は出しにくい。
保冷効果は、性能通りで、大きな氷がなかなか解けず、水を2度も足したが、12時間は氷が残った。結局、24時間、水を入れっぱなしだったが、カビは生えなかった。
以前の水筒では、翌日、洗おうと、栓を開けると、よくカビをみつけた。