ついに、レーザー距離計を入手した。「次は、レーザー距離計」で色々比較したが、結局、購入したのは違う機種となった。
今回、購入したのは、WOSPORTSのH-100AGだ。価格は約1万円で、予算通り。もちろん中国製だ。現時点でアマゾンのベストセラーになっている。
距離計百花繚乱
以前、確認した時から約6ヶ月経っているが、Hueper、SNDWAY、AOFAR、SAPLIZE、SILVINなどのブランドが新しく目についた。来年のルール改正で、距離計が使えることになり、注目されているのだろう。いずれも、1万円前後の機種だ。中でもBOBLOVのLF600Gが8,000円台で、お買い得と思われた。即購入と思ったが、配達日が、土曜日だ。土日に家を空けるので、月曜に買おうと、欲しいものリストに入れて、月曜日に、サイトをみると、アマゾンから、BOBLOVは消えていた。セール品を買い損なったようだ。
機種決定のポイント
さて、機種の決定経緯は以下の通りだ。
まず、何機種もの説明を見てみると、同じ説明画像やディスプレイの説明が出てくる。
左は、実際のH-100AGの説明書に掲載されているディスプレイの画像だが、多くの機種で同じであることがわかる。
つまり、肝心の心臓部分はどこかのメーカーで開発され、パッケージ化されている。それを、色々な会社が外見のデザインを変え、別ブランドで売り出しているのだ。今のパソコンみたいなものだ。メインの基板とケースに電源とソフトであるOSを載せれば、一丁あがりだ。
となると、価格とデザインだけが、大きな要因になる。
と思って、じっくりと比べると、ピン検知機能のあるものとないものがある。値段が高いにもかかわらず、ピン検知機能がなかったりする。
ピン検知機能
ピン検知機能とは、グリーン上にある旗を探して、旗までの距離を測ってくれる機能だ。レーザー距離計のファインダーを覗くと、望遠鏡になっていて、風景と中心に照準が見える。この照準に合った物体までの距離をレーザーで測る。150ヤードも離れたところから、ポールをみると、線にしか見えない。6倍のズームでは、手ブレして、とてもではないが、照準の真ん中にポールを合わせておくことはできない。H-100AGは、ほとんど瞬時に距離を表示するが、手ブレで表示が変化して、何を計っているのかわからない。しかし、ピン検知機能は、連続測定して、一番短い距離を表示することで、旗と背景を分けてくれるのだ。この測定は約1秒かかるが、スロープレーになるほどではない。
結局、ピン検知機能だけは、必要な機能条件として残した。他には、高低差補正があるが、これは、十分条件とした。幸いH-100AGには両方の機能が付属していた。(高低差補正は、まだ、使っていない。)
ピン検知機能だが、色々な名称で呼ばれている。ピンシーク(Pin seek : ピンを探す)、ピンサーチ(Pin search : ピンを探す)とかフラッグロック(flag pole lock : 旗竿固定)などである。アマゾンのサイト中にある説明だけではわからないこともあるので、実際のブランドのサイトで直接確認しなければならない。
距離の単位はヤード?
もう一つ、気になったのが、距離の単位だ。ヨーロッパ(イギリスを除く)では、ゴルフ場でもメートル表示だ。日本でも、度量衡法という法律で、メートル以外の単位で長さを表示してはいけないのだが、ゴルフ場という閉鎖空間では、許されている。なんの問題も生じないからだ。というわけで、アメリカ、イギリス、日本以外の地域向けの機種はメートル表示するものがある。切り替えがついている機種もあるが、毎回、切り替える必要がある機種もあるので、注意が必要だ。H-100AGは基本ヤード表示だ。
充電式?電池式?
実は、充電式にするかどうかも迷った。毎日、使う物でもないので、つい、充電を忘れてしまう。前の日に、チェックするほど、律儀でもない。多分、USBなので、専用充電器を持つ必要がないとはいえ、充電器を忘れることも考えられる。電池式なら、電池が切れたら、コンビニで調達できる。
H-100AGは自動で電源が切れるのも便利だ。測定したら、仕舞えば、電源は8秒で切れる。
練習場で筆下ろし
まずは、練習場でヤード表示をチェックしてみた。練習場の距離表示は、各打席毎にあるのではない。少し、表示板から打席が離れていると、本当はどうなのか、気になるところだ。早速、電源を入れて、距離表示板に照準を合わせる。何秒待っても、何も起こらない。「不良品をつかまされたか!」と一瞬恐怖がよぎる。2つあるもう一つのボタンを押すと、何やら表示が変わった。とりあえず、使い方が悪いだけだと安心する。
「説明書、読まんかい!」というツッコミが聞こえるが、残念ながら、H-100AGの説明書の日本語は自動翻訳と思われる。読んでいると、頭がおかしくなるので、困った時に英語を読めば良いと、家に放置してしまった。
2つ目のボタンはモード切り替えだ。何度か押しているうちに、連続測定、ピンロック、高低差補正、速度計測などがあることがわかり、旗のアイコンが出る、M2モードがピンロックと確信した。しかし、M2にすると、測定は行われない。諦めて、オフにしようと、電源ボタンを押すと、振動がして、距離が表示された。ちなみに、電源オフは放置するだけで、電源ボタンを押しても電源は切れない。
測ってみると30ヤードは28ヤード、50ヤードは55ヤード、70ヤードは68ヤードと微妙に違う。斜めに計っているのだから、全て遠くなると思っていたので、この練習場のヤード表示はあてにならないことがわかった。
ラウンドでの使用感
次の日は、ラウンドで使用した。付属ケースには、ベルトを通す穴とズボンのベルト穴に下げられるようにスナップフックもついている。私は、スイングの邪魔にならないように、ベルトを通して、背中に付属ケースをつけた。
キャディ付きラウンドだったので、毎回、測定の必要もないが、4人のラウンドなので、キャディさんが居ない時に、自分で測定できるのは、精神的にも良い。距離計を取り出してからしまうまで、10秒もかからない。キャディさんを待つより、早いかもしれない。もともと、プレーファーストを目指して、導入された距離計でもあるので、その効果は十分である。
高低差モードはまだ使っていないが、計った距離は正確だ。同伴の人が、ずいぶん助かったと言ってくれた。一方の私は、機械を信じられずに、自分の勘でアプローチを打ってしまた。もちろん、失敗した。キャディさんの教えてくれる距離は、個人差があるので、癖を知る必要があるが、機械は事実だけを教えてくれる。次回は、機械を信じてみようと思う。
記事が大変参考になり、私も購入しました。
雪国なのでまだ使ってませんが、頼もしい武器になってくれるでしょう。
参考になって、幸いです。最近、レジャーのラウンドでは高低差も使っています。キャディーさんの指示とも会うので、信用できそうです。後は、距離通り打てるかですかね?
そろそろレーザー距離計をと思っていたので、参考になりました。
同じ機種を買おうと思います。
ところで、「練習場のヤード表示はあてにならない」とおっしゃっていますが、(練習場によりますが)通常、練習場のボールはレンジボールと言ってコースボールより初速が遅く一割強飛ばないボールを使います(広さの制限やネットを長持ちさせるため)。ラウンドに出た時にプレーヤーが混乱しないよう、練習場の距離表示はコースボールを使った場合の飛距離に換算した表示になっています。つまり、表示距離は実際の距離の一割増ぐらい(例えば、30yrds 表示なら、実際の距離は27yrds)。
なので、golf-mastersさんの測られた距離は、そこそこ正しいと思います。
いっやー、知りませんでした!
練習場では、距離計不要ってことですね。
練習場で、表示通りの距離が出ないと「今日は飛ばねぇ。練習ボールだからな」など安心してましたが、本当に、飛んでいないということですね。
精進します。