スイング解析器 Zepp Golf 2 を 使って何がわかったのでしょうか?
ミッシェル・ウイーと比較
最初は、「何が悪いのか」と思っていましたが、右上のサブメニュから、「このスイングを比較」でミッシェル・ウイーと比較すると一目瞭然です。
画像は、手の軌跡を示しています。ブルーが私で、黒がプロです。
え〜! こんなに寝ているの!
自分では縦振りに気をつけていて、人からおかしいと言われても、これ以上縦には振れないと思っていました。こんなに、水平振りとは!
そういえば、スクールでもバックスインを内側に引きすぎると言われていましたが、ここまでとは!
実は、最初にこれに気がついてから、練習したのにもかかわらず、2週間後に、この有様です。すっかり、忘れていたということです。まだ、身についてないようです。
改善点
スイングデータの比較を見ると、3点の改善点がわかります。最初の2つは赤い数値です。
- スイングテンポが遅すぎる。アドレスからトップまで、つまりバックスイングの時間とトップからショットまでの時間、ダウンスイング時間の比率の適性は3:1だそうです。ゆっくり上げすぎていることになります。
- バックスイングが小さすぎる。適性は250以上だそうです。
- インパクト時の腰の角度が小さすぎる(5°)。適性は45°。
さて、言い訳です。
バックスイングで手を引きすぎ
これは、「いつも体の正面にクラブを置くよう」にと言われたからです。
もう一つの原因は、前傾姿勢です。これは、比較画面で、動画を見ることで気がついたのですが、私のドライバーのスイングでは、ほとんど、前傾がないのです。
前傾しないで、クラブエンド常におへそへ向けて、バックスイング(?)をすると、手は、内側へ回っていきます。
プロのスイングを後ろから見ると、アドレスから、手は上がっていきますが、後ろ(内側)に回っていかないのです。
前傾をつけて、両肩とグリップエンドできる三角形を崩さないようにして、上体を捻ると、手が上がっていきます。途中からは手を上げていきます。
感覚としては、飛球線と平行に手を動かしていく感じです。ずっと、回転するイメージでバックスイングしていました。
テンポ遅すぎ
松山英樹だってゆっくりじゃない!バックスイングが3でそこから1?1,2,3で上げて、4で打つ?実際には、切り返した後は、1秒もかからないはず。スローモション画像で見ると、バックスイング18秒、そこから打つまで2秒だ。倍以上早くしても、4.5:1だ!かなり早く上げないとダメだ!
Zeppのアプリでは改善すべき数値は赤で表示され。その指標をクリックすると、動画で、解説が流れる。(英語です!ご心配なく。最初は字幕なしだと思ったのですが、字幕付きです。)なんでも、プロの平均は、3対1だそうだ。
よくよく考えて見ると、ゆっくり上げる弊害は、その間に色々考えることだ。筆者も以前は、すっと上げて、打っていたが、色々直すところが増え、こんなにゆっくりになったのだ。こないだも、パー率が異常に高い得意の最終ホール、パー4で、「いつもパーだ。今日は調子がいい。ここは、まあ欲張らずに、ボギーで上がって、94で満足しよう!」と、バックスイング中に考えてしまった。結果は、なんと、ダフリ。冷静さを装ったが、球はカート道で跳ねて、大きく右の林の奥へ転がってしまった。8打の大叩き!
小さいバックスイング
これは皆さんもあるでしょう。調子が悪い時は、バックスインが小さくなってしまいます。力が入ると、早く打とうとして、小さくなるのですね。
加齢による筋力と柔軟性の衰えもあると思います。知らず、知らずにバックスイングが小さくなっています。
インパクト時の腰の角度
どうやって測るか最初はわからなかったが、iPhoneを腰のポケットに入れることで、iPhone本体のセンサーが同期して計測するのである。ポケットに入れると、画面に触れてしまいアプリが終わったりしてしまうが、前述のサブ画面で「ロック画面」を設定すれば、その心配はない。
この角度も小さいが、これも、「球は体の正面で捉えろ」と意識したからだ。プロの画像を見ると、もちろん、上体の正面ではあるが(ボールは動いていないので当然)、腰は大きく回っている。全く、イメージが違っていたのである。
思い出してみると20年前に最初に習った頃、バックスイングでは、右腰を真後ろに引き、打つ時は左腰が回るようにと、教えられていた。腰を回して、打つように言われていたのである。