本間TR21Xアイアン顛末

次期アイアン選びでの第一候補、本間TR21Xを手に入れたので、練習場で試打してみた。

計測器はPRGRのHS-110だ。ヘッドスピード、ボールスピードなどが計測できる。ボールとヘッドを間違えたりするのは、計測器付き練習場と大して違わない。

さて、比較のクラブとして、今使っているM1アイアンとその前に使っていたPRGR DATA811アイアンを用意した。

結果はこんな感じだ。

クラブ ロフト 重さ ヘッドスピード ボールスピード
TR21X #5 23 375 / D0 36,6 47.9
M1 #7 30.5 419(予想) 36.7 44.8
DATA 811 #6 30 389(実測) 37,1 47.9

長いクラブほどヘッドスピードは速い?

まずは、ヘッドスピードだ。物理的に考えると、同じクラブなら長いクラブが一番ヘッドスピードがでるはずだ。しかし、機械でない生身の人間が打つと、長いクラブは打ちにくくなる。

結局、バランスよく振り切れるクラブが一番ヘッドスピードが出ることになる。なんと、結果は、以前使っていたPRGRということになった。とほほの結果だ。というのも、同じ、-30gのTR21Xは、そんなに振れないという結果だ。中空になって、ヘッド側が軽くなり、ヘッドの重みを感じにくいのだろう。

今のドライバーの打ち方のように、ヘッドを走らせる打ち方などもしてみたが、37.3が最大で、厳しい結果となった。

ボールスピードが違う

驚いたのは、ボールスピードだ。飛ばなくなったと感じているM1は、ボールスピードが3も少ない。ボールスピードの3.5倍ぐらいが、飛距離だから、他より10ヤードは飛ばない。ミート率が1.2ほどしかない。以前とヘッドスピード(H/S)は同じくらいなので、当たり方が変わった可能性がある。スイングが変わって、ロフトがもっと寝ているのかもしれない。あるいは、最下点が右になって、トップ気味に当たっているのかもしれない。

TR21Xは、中空の強みでボールスピードを稼いでいるようだ。また、方向性も、かなり良いと感じた。ヘッドスピードを出すために、いろいろな打ち方をしてみたが、失敗ショットにならず、方向もよく出る。

軽いクラブでもH/Sは出ない

これは、試打に行った時に分かったことだが、やはり、軽いクラブほど振れるというわけでもないようだ。今より、20g軽いクラブのほうがH/Sが出ているが、さらに10g軽くなってもH/Sは上がらない。

悩ましいのは、TR21Xの7番は、結果のよかったPRGRと同じ重さなのだ。ただし、バランスはD0でヘッド側が軽めだ。ちなみに、M1はD2とヘッドが重めだ。

まとめ

PRGRと総重量は同じとはいえ、ヘッドの軽いTR21Xは、ヘッドスピードが出ない。ロフトの立っている現在のクラブで#5は、PRGRの#4だ。これで、#6と同じ飛距離ということは、2番手違う。

これなら、PRGR使えばよい。難を言えば、昔のクラブは方向性が今のものより出ないので、どんなもんだろう?

ということで、TR21Xの採用はない。確かに、中空クラブはよさそうだが、合わないクラブを買うこともない。

こうなると、ステルスアイアンが気になる。中古屋で試打だ!

ステルスで不思議なのは、全重量が-10gで、バランスも同じなの、シャフト重量は+10gだ。ヘッドが重くなったか、グリップが軽くなったということになる。どうやら、KBSは、シャフトの重心をグリップ側に移動させているようだ。ただ、どう見ても、KBS仕様は上級者向けでシニア向けに見えない。

軽いクラブで体力がもっと落ちて、合うの待つのか?打ち方を変えるのか?

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