TaylorMade M1アイアンの特徴を 何もここで、書かなくても、本家本元に解説してある。(Mシリーズアイアン)しかし、メーカーのホームーページはモデルが変わると無くなってしまったりするので、あえて、記載しておく。
ポケットキャビティ
見た目は、最新モデルによくある、いろいろなものが付いているタイプである。年配上級者には嫌われる構えかもしれない。キャビティアイアンでもポケットキャビティの部類である。マッスルバックと呼ばれる裏がのっぺりとしたものは、本当に芯に当たらないと飛ばないが、こちらは、多少のミスがあっても大丈夫だ。
そのため、キャビティアイアンなど、「簡単なクラブを使っているとスイングが良くならない」と敬遠する人もいる。畑岡奈紗 プロみたいに5年でプロのメジャー大会で優勝できれば良いが、こちらは、老い先短いのである。クラブにお任せするしかない。
たくさんのスリット
とにかくスリットがたくさんついている。
まずは、ソールに、フェース面と平行にスリットが入っている。”スピードポケット”と名前がついている。インパクトの瞬間、フェースがたわみ、これで飛距離を稼ぐわけである。というわけで、距離を伸ばさなくて良い#8以降の番手には付いていない。
ネックにもスリットが付いているが、これの説明はない。しかし、これでヘッドがたわむのは確かである。
フルーテッドホーゼル
ネックには角ばった部分があり、フルーテッドホーゼルという。これで強度を稼ぎ軽量化しているそうだ。スイングするとこれが風を切って、笛のような音がする。
フェーススロット
表、フェース面から見ると、縦に2本のスリットが見える。”フェーススロット”と呼ぶ。これで左右のブレを調整してくれる。
ストロングロフト
次に飛ぶと勘違いするしかけが、ロフトである。いわゆる、ストロングロフトで、今で使っていたPRGRとは1番手違う。
下の表が、各番手とロフトだ。1番手づつ、ずらしているので、よくわかると思う。
M1 番手 | #4* | #5 | #6 | #7 | #8 | #9 | PW | AW * |
ロフト | 20.5 | 23 | 26.5 | 30.5 | 35 | 40 | 45 | 50 |
PRGR 番手 | #3 | #4 | #5 | #6 | #7 | #8 | #9 | PW |
ロフト | 21 | 24 | 27 | 30 | 34 | 42 | 47 | 53 |
*のついた#4とAWは6本セットにない、別売りだ。
#6で175ヤード飛ばしていたのも、今は昔、最近は160がやっとだったが、M1アイアンなら#6で170ヤード以上飛ぶのである。さらに、最近は慣れて来たので、ロフト以上に飛ばせるようになって来た。
オートマチック
初心者用モデルは”オートマチック”などと呼ばれ、どう打っても、そこそこ飛んで、曲がらない。しかも、ミスショットした感覚もわからない。しかし、M1はよくあった時と芯を外した時の違いが、はっきりわかる。芯に当たった時の飛びは、さすが最新アイアンだ。今まで、2オンできなかったところが狙えるようになって来た。
パー3などで、つい力が入ってしまうティーショットでも、曲がり幅は減って来ている。今までは、170ヤードで30ヤード以上は左に行っていて、OBやトラブルになっていたが、そこまでいかなくなった。当然、インテンショナルフックはかけづらくなった。まあ、そうゆう場面も減るはずである。