どうも52度のウェッジが上手く打てないので、よく調べてみた。
購入のきっかけは、アイアンセットを買い替えたことにある。新しいアイアンは、ストロングロフトの(ロフトが1番手立っている)クラブになった。PWが以前の9番ということになる。しかも、この時、Awを買わなかったので、以前から持っていた58度のウェッジとの間が空いていた。9番の次は、サンドウェッジで、120ヤードからは距離の打ち分けが、必要という、クラブセットだった。
アイアンを買い換える一年前に、それ以前のSwに代えて購入した58度は、使用頻度が多い為か、打ち慣れていた。この時は、110ヤード以内は全て(バンカーも含めて)、58度で打っていた。理由は、簡単、何本も持っていかなくても、打ち分ければ良いと、思っていたからだ。
その後、大ヒットした、M2ドライバーと#3ウッドが、欲しくなり、中古で買って試してみた。結果は、全くダメだった。メーカーさんの弁護ではないが、理由は、道具にはない。その頃、ドライバーと#3ウッドは、全然打ておらず、「ひょっとしたら」と思ったのだ。試打でも、全く打てなかったので、買って、慣れるまで、どんどん打ってみようと思ったのだ。もちろん、クラブを買い換えるだけで、上手くなるはずもない。(人によっては、自分にあった、クラブにひょっこり出会うこともあるようだ。)
このクラブを中古に出すと、お店は、現金を出す代わりに、クラブの購入を勧めてきた。そこで、つい、RTX2.0から3.0になったクリーブランドのウェッジを購入してしまったのである。
さて、2.0から3.0の違いは、FEEL BALANCING TECHNOLOGYである。要約するとフェースのより中心に重心を移動させ、真ん中でヒットした時に、フェースが開いたりせずに、より狙ったところに打てるというのだ。
58度のウェッジは同じクリーブランドの一つ古いモデルRTX2.0だったが、腕がないので、狙ったところには、打てていない。それよりは、距離の打ち分けが、問題だった。フルショットとバンカーは、90%ぐらいの満足度だが、アプローチでは、1パット圏内に寄せられることは、まずない。フェースの中心で打つように気をつけるなど、思いもよらなかった。
そんなわけで、52度のウェッジは、120ヤード程をフルショットで、打つためのクラブと思っていた。しかし、このウェッジは、ブレードタイプ(マッスルバックのような形状)のクラブで、スイートスポットは小さく、少し打点を外すと、大幅に距離が落ちる。練習場では、練習用の飛ばないボールということもあるが、せいぜい、100ヤードしか打てない。これなら、以前からある58度と変わらない。不思議なことに、58度は、同じ形状なのに、よく飛ばせる。
さて、次に、寄らないアプローチをなんとかしなくてはと、遅まきながら、52度のウェッジで、ランニングアプローチをやろうと決意した。フルショットすら、しっかりできないクラブで、ハーフショットやクォータショットができるわけもなく。トップとダフリの連続である。まだ、半年(もう、半年)だが、先が見えない。パーオンせずにグリーンを外すと、そこから、グリーンオンに2打かかるので、スコアもガタガタだ。
より進化したクラブで、結果が出ないのは、クラブに慣れていないからと決めつけ、今週から、家の中で、発泡スチロールのボールで練習をしている。
鳥かご練習場でも、練習してみたが、やはり良くない。
まずは、連続打ち。ボールを3個並べて、歩きながら、次々に打つ練習だ。リズムがしっかり取れていれば、何にも難しくない。結果は、ほとんど、トップだ。
次に、ティーアップしたボールをウェッジで打つ練習だ。この練習で、最初に決めた高さに、クラブを戻せているか、わかる。ダフリやトップが出るのか、よくわかる。結果は、フェースの上側で打っている。アドレスより、下でインパクトしている。
2、3日練習していて、気がついたのは、手打ちしないことである。胸と腕で作られる三角をキープして、下半身も、上体も、それなりに動かす。クラブエンドが胸を向いている状態でインパクトすることで、よくなってきた。また、自然な振り子のリズムを少しでも早くしたり、遅くしようとすると、ミスが出る。ラウンドであれば、「よし!寄せるぞ!」などと思ったら、失敗するのだろう。
RTX3.0を調べていると、すでに、次のモデルRTX4.0が出ていた。記事「気分は「ツアーモード」 ~クリーブランド RTX-4 ウェッジ~」では、新型開発の経緯や特徴などが詳しく出ている。気になるのは、ソールの形状だ。以前は、もっと、バンス角を豊富にしていたが、最近は、ソール形状とのセットになっている。種類が多いタイトリストを追いかけて、クリーブランドも色々なソールを用意して、我々の購入意欲をくすぐる。アプローチは色々な状況があるので、色々なソールやバンスが欲しくなる。プロなら、コースによって、セットを変えるということだろが、素人はどうすりゃいいのか?
「その前に、腕を磨け」と、野次が聞こえる。