最近よくみかけるシミュレータ付きのゴルフ練習場に行ってみた。
普段は、西東京のタイムジップス24に出かけている。ここも、後方、正面の2台カメラと計測器が付いている。しかも、ゴルフレンジ用のトラックマンが利用できるので、設備としては、十分だが、遠いのと屋外なので夏は暑い。
行ったのはZEN GOLF RANGEだ。スクール付きの練習場で、55分の利用時間中に、レッスンプロがグループレッスンしてくれる。6打席あるので、最低10分ほどは、レッスンを受けられる。我々夫婦はレッスン無のコースだ。
使用機器はアメリカの女子プロが使用している機器で、よくあるヘッドスピード、打ちだし角(左右と上下)、ボールスピードの他に、インパクト時のフェースの向き、スピン量、サイドスピン量が表示される。シミュレータなので、ボールの軌跡も表示される。
残念ながら、ヘッドの軌道(Path)は出ない。
打ってみると、普通の練習場と違い違和感がある。ドライバ―ではあまり感じないのだが、アイアンでは何か違う。どうも、マットが削れているように見えるために、体が反応するようだ。沢山ボールを打っている場所で、マットがすれて色が変わり、へこんでいるように見える。実際は、ほとんど、へこんでいない。ボールの見過ぎともいえる。マットの真ん中を使わなければ、違和感はない。
数値はかなり厳しく出る。使用しているボールの所為もあるのか、ドライバーは200ヤードしか飛ばない。スピン量が非常に多く、ヘッドスピードは5%は少なく表示される。ヘッドスピードはボールに関係しないので、なぜなのか疑問だが、実際のコースでは、いつもと飛距離が変わっているわけではないので、目安として認識することにした。
もう一つの難点は、連続して打てないことだ。ショットして、計測データがでて、スイング画像が表示される。その後、次の計測が可能になるので、オートティーの練習場のインターバルより長い。しっかり、「考えながら打て」ということだろう。
さて、5回ぐらい通って、スイングの改善点が分かってきた。
まずは、ショートアイアンの方向性だ。少し左向きになっていることが分かった。以前はヘッドスピードもあり、トウダウンが起きて、クラブが正面を向いていたのだろう。今の構えは、ヒールが下がり、トウが上がっているので、少し左を向いている。体が沈むこともあるかもしれない。まっすぐに狙ったつもりで、100ヤードで5ヤード程左にずれる。
力むとヘッドが返り、左に出てから、左に曲がる。フォローを大きく、肘が伸びたイメージをとるとフックは抑えられることが分かった。
不調のロングアイアンは、どうやら力み過ぎだ。夏のコースではラフからユーティリティを使ってしまうので、すっかり、5番アイアンを使わなくなった。使わないと、すっかり下手になる。少し、ゆったり目に振ると振り切れるようになった。
さらに不調のドライバーは、動画を見て、インパクトで伸びあがっていることに気が付いた。体が前にでて、ボールとの距離が近くなっている。最近ハンドダウンを減らし、手の位置を上げて構えるようになったのだが、それが、全体に悪影響を出しているようだ。また、重心を後ろ目にしたことで、お尻だけでなく、上体全体が後ろに移動してしまった。前傾が取れずに、腰が水平に回る感じになっている。
前傾を崩さないようにスイングすることで、振り切れるようになった。右腰がインパクトで前にでなくなり、左腰が後ろに動かせるようになった。腕は体から離れると、体が伸びあがってしまう。デシャンボーのような、腕とシャフトが直線になる打ち方は、向いていないようだ。