この話題は、2年前に片付いているはずなのに、ゴルフのスイングを直すのは、時間がかかる。(ついに原因発見?、ヒップターン予習 )
右脚主導、左軸スイング
2018年8月頃に気づいたのは、左足が軸になってスイングしていたことだ。
バックスイングでは、右脚を突っ張り、右腰を後ろに動かし、骨盤を真上から見て、時計回りに回している。(右利きの場合)最悪、左脚の付け根が、アドレス時よりボールに近づくことさえある。
ダウンスイングでは、後ろに動かした右腰を前に出して、骨盤を逆回転させている。この時、右脚(右爪先)で、短距離のスタートよろしく、蹴り出している。左脚は、骨盤回転の軸になっている。
普通、「バックスイングで腰を回して」と言われれば、このスイングになる。
これの何が悪いかというと、ダウンスイングで、右腰が前に出て、体(右肩)がボールに近づき、体を起こさないと(ボールから遠ざからないと)、クラブでボールを打てなくなってしまうことだ。体が起きながらインパクトすると、フェースを引きながらボールに当たるイメージとなり、スライス回転がかかる。まあ、大した飛距離は望めない。
このスイングで、もし、体が起きないよう、上体をキープすると、ボールとの距離が合わないので、ダフるか、極端なハンドファーストにしない限り、打てなくなってしまいます。
この腰の動きで打つなら、ボールから、肩幅の分、離れて構えないと打てないでしょう。
この時点では、右腰の動かし方が悪いと思い、次の様な、解決策を取った。
- ダウンスイングで、右腰を前ではなく、左(ターゲット方向)に送る
- その勢いを借りて、左腰を後ろに動かし、骨盤(腰)を回転させる
あくまで、右脚主導だ。
左脚主導
その後、しばらく、クラブの軌道のことばかりに気が行って、すっかり、下半身の動きのことを忘れていた。
最近になって、ダウンスイングで、手が浮くのが直り、改めて、ダウンスイングは下半身スタートだと意識する様になり、腰の回転に、注意が戻ってきた。
今回は、特に左腰の動きに注目した。「ゴルフ 左腰 引く」でググってみると、解説が山ほど出てきた。2年前より古い記事もあるので、以前は、キーワードにすら、行きつかなかったということになる。
まず目を引いたのが、河本結の記事「【スウィングづくり】河本結「お尻が前に出たらダメ。お尻が後ろにあればヘッド軌道が安定します」お尻着目レッスン②」だ。
なんと、切り返しのスタートは、右側でなく左足でお尻を後ろに引くことだそうだ。
さらに、バックスイングは、右腰を後ろに動かすというより、右腰を上へ引いて、体重を乗せる程度だというのです。
つまり、右脚を軸にして、左腰を後ろへ動かし、骨盤を回転させる訳です。
左腰を後ろに動かすので、必然的に右腰はターゲット方向に動き、最初にイメージした動きと同じになりますが、力を入れるのは、違う足だったのです。
女子プロのスイング動画を見ても、ダウンスイングのスタートで、どちらの脚に力を入れているのかは、わかりません。特に、後方からの画像だと、右脚のふくらはぎが良くみえ、右脚を使っているとしか見えません。
さて、左脚手動で素振りしてみると、右脇に余裕ができ、ダウンスイングで、無理して、手を体に近づける必要もありません。上体は意識しなくてもキープできます。
ゴルフダイジェストのサイエンスフィットの記事にも練習法がありました。(お尻をキープすれば勝手に軸は保たれる!)
なぜアイアンショットは上手くいく
思い返せば、最初にゴルフを習った30年前にも、同じ事を言われていました。後ろに特製スタンドを立ててスイングして、お尻が離れない様に何度もスイングの練習をさせられました。また、ボールより手前5cmぐらいを打つ様にと素振りを何回もやりました。これは、ダウンスイングで、後ろに引くイメージを作るものだった訳です。
実は、アイアン(それも7番)しか習わないまま、仕事の関係で、レッスンは受けなくなってしまったのです。アイアンがそこそこ打てるのは「三つ子の魂百まで」というか、まだ、体に染み付いているのでしょうか?
多分、クラブの長さでしょう。以前にも紹介しましたが、慣性モーメントという振り回し易さの物理的数値は、重量が軽いドライバーの方がアイアンより大きいのです。(大きいと振り難い。詳細は記事「バランス」をご覧ください。)持った感じが軽いのに、いざ、振ってみると、振り回せないのがドライバーということになります。
また、慣性モーメントが大きいということは、軌道修正もし難いのです。一度、移動方向が決まったら、それを変えるのは、より力がいることになります。最初に、正しいスイングプレーンに載せないと、結果は、ついてこないことになります。
残りが少ないゴルフ人生。2年のラグは大きい!取り戻せるか?