直近のラウンドは、ティーショットの調子が良かったのに、アプローチのミスが続き、前半48と伸び悩み、さらに、後半はティーショットも乱れて、56の大叩きになってしまった。
ラウンド後、アプローチ練習してみたが、全く良くなる兆しがない。何が悪いのか、考え直してみた。
失敗の傾向は?
スコアカードでアプローチの失敗をカウントしてみた。
種類 | トップ | ダフリ | ショート | オーバー |
回数 | 2 | 2 | 5 | 1 |
クラブ | 58° | Pw | Pw/52°(1) | 58° |
ダフリが多かった印象だったが、調べてみると、ダフリは2回しかなく、ショートが一番多い。
ショートした時は、ランニングアプローチで転がすはずだったのに、ボールはフェースの上に乗り、玉が上がり止まってしまった。左足上がりのライもあったが、どうも思った通りではない。クラブ選択が間違っていたとも言える。
オーバーはピンまでの距離で打ってしまうミスだが、ショートが多いので、怖くなって、インパクトで強めになってしまった。
朝の練習は?
ラウンド前の練習はどうだったか思い出してみた。
私は、アプローチの調子をみるため、ラウンド前に次のような練習をしている。
- 5〜6ヤードをラフから打つ
- 10〜20ヤードを芝の短いところから打つ
- バンカーショット
- 30ヤードを芝の短いところから打つ
- 40ヤードを芝の短いところから打つ
最初の練習で、ほぼ今日のスコアがわかる。高く上がる時は、アイアンショットの調子も良く、スコアも良いことが多い。しかし、低く出る球だと、希望は持てない。この日も、あまり、高く上がる玉は出なかった。
2番は、パター打ちに近い感じで、旗を狙うのだが、この日はショートが多かった。
バンカーショットは、スコアと関係することはないのが経験値だ。この日も、1m以内に寄っていた。
さて3番と4番はフェアウェイからアプローチするイメージなのだが、この日は、ダフってショートするかトップ気味のオーバーしか出なかった。
距離感が出ない理由
なぜ、ショートやオーバーが出るかというと、自分の想定と違う当たり方をしているからだ。
きちんとクラブがボールだけに当たって、地面を叩いていなければ、想定通りの強さで、球が飛んで、距離感が調整できるはずだ。
ダフれば、クラブの勢いは削がれ、ボールは飛ばない。それを、想定して強めにスイングしてトップすれば、オーバーするのは、間違いない。
ということは、正確にボールを打つ練習をする必要がありそうだ。
正確にボールを打つ練習
これは、以前にも調べている。
- 手で打たず、体を使う
- 手首は使わない
- 右手だけで打つ
一番正確にボールを打てるのはパターだと思うが、パターは手打ちしていると思っている人もいるだろう。しかし、パターは、背骨を軸にして、肩と手でできた三角形を崩さずに回転しているので、手で打つというより、上体を回転させて打っている。もちろん長尺パターは別の話だ。
上体を止めて、腕だけを使って正確にボールを捉えるのは、左右の肘や手首の曲げ具合を調整しなければならないので、返って難しくなる。点で狙うのも線で狙うのも難しい。
短い距離だとパターでは、絶対やらない手打ちを、アプローチでは、やっていたかもしれない。
2番目は手首だが、最近は3をやっているので、疎かになっている。右手だけで打つと、利き手だけあって、ほとんど失敗しない。当然、片手なので、クラブの重さに負けて、自然に手首は曲がる。手首を自然に使い、意識して固定していない。少し、気をつける必要がある。
右手打ちの難点は、40ヤード以上の距離は出しにくいことだ。それ以上は、両手で、ショットするしかない。両手で握っていても、右手だけを意識して打つようにしている。ただ、冷静になっていないと、すぐ忘れる。
おまけ
左手だけのショットも練習しているが、右手よりずっと難しい。テニスや卓球のバックハンドが打ちにくいと同じ理由だろう。
左手だけ打つときは、クラブを引くようにしている。よく考えてみると、これで、上体を回しているのだ。何も考えずに左手だけで打つと、途端に手打ちになってしまう。しかし、インパクトでクラブを引くと、左肩をひく、上げる、回すなどして上体で打つようになる。
もう一つ左手打ちが難しい理由は、ボールの位置だ。右手で打つ時は、ボールは腕の回転の中心である右肩より左にあって、頭もビハインドザボールになる。いつものショットとの違和感がない。
ところが、同じアドレスで左手打ちをしようとすると、ボールは腕の回転の中心の左肩より右にくる。ボールを右足のさらに右に置いて打つようなイメージになる。これでは、ロフトは立つし、鋭角にクラブは落ちやすくなる。上がる球は出しにくい。右手主導でスイングするのは当たり前なのかもしれない。