どうにも、中々改善しないドライバーショットに、印籠を渡して、アプローチを見直してみることにした。
58度一本でアプローチをやっていた頃は、そこそこうまくいっていると思っていたが、上げるアプローチ一種類では、中々ピンには寄らない。特に、花道や芝が薄いところでは、ダフって、チョロが出る。また、ラフで浮いている時は、ヘッドが下に入るダルマ落としをやってしまう。
ここ、半年は、52度一本で、やっている。理由は、2つだ。
- 今使っている58度のウェッジはバンスが小さく、ヘッドが抜けにくく、刺さり易い。=ざくる。一方、52度はバンス大きめのクラブだ。
- ウェッジは、ロフトが小さいほど(立っているほど)、スイートスポットの高さが大きくなる。ヘッドが多少上下しても、クリーンヒットの確率が上がる。=距離が安定する
しかし、今の所、出来は50点ぐらいだ。最初の間違いは、手首の使いすぎだ。「ショットの小さい」のと考えていたが、いろいろ調べてみると、初心者には、パッティングの延長が正しい感覚だ。
手首を使ってしまうと、1つ制御することが増えるので、再現性が下がる。もちろん、毎回、同じに打てるなら、全く問題はない。私の場合、残念ながら、再現性良くショットができるほど、腕はない。スピンをかけるショットでは、ヘッドを早く動かすので、手首は使う様だが、まずは、普通に寄せられてからだろう。
アプローチがパッティングの延長と考えると、力を入れすぎていたこともわかる。スイングが速すぎだ。パターを振り回す人はいないと思うが、ウェッジを持つと、つい、振ってしまう。もっと、ゆっくりとしたリズムで十分だ。ゆっくり打つと、フェイスのコントロールも楽だ。上下位置もしっかり再現できる。
アプローチの練習量は増やしたいが、「家でアプローチ練習」で、検索してみると、結構、みんな、ネットや人工芝を買って本格的にやっている。ちょっと違和感がある。結局、参考になったのは、スピンチェックボールを使う方法だ。このボールは、発泡スチロールの様な素材でできていて、極端に軽い。思いっ切り打っても飛ばないし、当たっても、物が壊れることがない。
我が家は、フローリングなので、座布団を置いて、その上に、このボールを置いて、練習してみた。座布団の厚みは3〜5cmはあるので、ヘッドの戻りの上下位置が狂えば、トップしたり、ダフる。座布団なので、ダフった時の抵抗はかなりある。これで、上下位置をキープする練習にもなる。
グリーン傍からのアプローチなら、パターの感覚が生かせるが、30ヤードぐらいになると、大分、違う。実際には、ピンがグリーンのエッジに近かったり、間に、バンカーがあったりと、実際には、ある程度、球を上げる必要がある。
経験上、芝が短いところでは、球を上げようとすると、ダフることが多い。ヘッドを球の下に入れて、すくおうとしてしまうからだ。上すぎるとトップするし、そこまでいかなくても、地面にバンスが跳ね返されて、結局、トップになることもある。
振りは大きくして、体を使い、依然パター打ちの感覚で打ってみると、キチンと球は、上がる。ウェッジにはロフトがついているので、ダウンブローに打ったりしなくても、ロフトの角度をキープしたまま、地面に並行移動して、球に当たれば、球は、上がって、スピンもかかる。全く、パターと同じである。
まとめてみると次の様になる。
- アプローチはパター打ち=手首を使わない、ゆったりしたスイング。
- グリーンエッジからのアプローチは、腕の振り幅で距離をコントロール
- 距離がある時は、手首を使わず、体を使って距離をだす
- 距離はスイングスピードでなく、振り幅でコントロール
- 手首は、ずっと、ハンドファーストのまま
- パターなので、まっすぐ引いて、まっすぐ打つ
- ラフに沈んだ球を打つ時は、手首をしっかりキープ、トウを浮かせて(ハンドアップ気味)=芝にフェースを持って行かれない様に