やはりアプローチがダメなので、見直してみた。
今、気がついていることは、次の通りだ。
- 短いアプローチがうまくいかない日は、全体的に調子が悪く、スコアも悪い
- フォローを低く、地面をなぞるイメージ
- フェアウェイからのショットが下手
- 失敗では、トップすることが多い
- フェースをボールに当てるのが怖く、エッジをボールの下に入れようとしてしまう
- 手首は大きく使わないとタイミングが取れない
- 重力でクラブが落ちるぐらいのスピードで振る
書き出してみると、注意する点が多すぎて、これじゃ、打てない。しかも、全部やっているつもりでも、かなりの確率で、うまく打てない。ハードルが高すぎるのか?
プロはどう打っている?
アプローチ練習場で、上手い人は、結構な振り幅で、打っている。40ヤードほどを、腰ぐらいまで、クラブを上げている。ボールは高く上がって、転がりも少なく、ピン付近にいくつも寄せている。手首もそれなりに使っているように見える。
私があの振り幅で打ったら、狭いアプローチ練習場を飛び越してしまう。違いはなんだろう?
まず、プロが、どう打っているのか、スロー動画を探してみた。「アプローチ スローモーション」で検索して、上から7件を見てみる。1件は動画がなかったのと、6件目のガルシアは、かなり距離のあるアプローチだったので、ほとんど普通のショットだった。
手首は使わない?
さて、気になっていた、手首の使い方をチェックしてみると、使わないのは、小平智プロが解説する動画と、芹沢信雄の短いアプローチだ。どうやら、グリーンとボールが同じ高さで、手前にバンカーなどの障害が無いなら、いわゆるパター打ちのアプローチで良いようだ。
膝ぐらい、8時ぐらいの振り幅で、20ヤードほども転がしている。確かに、パターでそのくらい振れば、20ヤードぐらい転がるだろう。
小平プロは、基本の打ち方のポイントとして、次の項目を上げていた。
- ボールは右足寄りで、体重は65:35で左
- アドレスで、ハンドファーストを作ったまま、コックせず、下半身で打つ(左手がシャフトと一直線になる)
- フォローは低くとる
- ボールを追わずに、頭を上げない。
実際に、やってみると、結構、高くボールが上がる。ボールは、フェースでしっかり当たり、エッジを入れようという気が起きなかった。
ゆっくり打つ?
気をよくして、何度も繰り返していると、低く強く出る球も出てきた。「やっぱ同じか?」と思い、少しゆっくり打ってみた。また、高い球が出た。
検索結果の五番目「【アプローチ】ゆっくり打つほど上手くなる④ 大きくゆっくりポ~ンと振るSWのふわり球!」にゆっくり打つと良いとあったからだ。
低く強い球は、ボールがクラブのエッジに当たって、強い球が出ているわけではなかったということだ。今まで、エッジに当たっているはずがないのに、強い球が出ているのは、何故か謎だったが、どうやら、フェースで強く跳ね返っているだけということだ。クラブを早く動かしすぎていたということだ。パターに置き換えてみれば、20ヤードを打つにしても、フルスイングの時のような、速さでは、降らない。パターのテンポは60ビートと言われている。1秒に一拍、心臓の鼓動ぐらいだ。
アプローチの時のプロのテンポは50だそうだ。「パターよりゆっくり打て」ということになる。
「重力を感じる」は、あながち、間違いでなかったようだ。
まとめ
小平プロの解説では、「手首を使うと、どうしても、手首を返すときにパンチが入りやすい」とあった。どうやら、これもゆっくり打つための注意点と考えられなくもない。
結局、今までの失敗は、強く=速く打ってしまうことのようだ。
速く打っていることには、気が付いていたが、「ゆっくり打つ」の方が、テンポが作りやすいのには驚いた。重力を感じる打ち方では、「上げたクラブが落ちてくるのを待つ感じ」だったが、その後、パンチが入ったりして、どこが悪いのか、悩んできた。
次回は、パターのつもりで、ショットしてみよう。