大体、ボギーペースでは回れるようになったものの、まだ、はまるとダボ、トリがでて、あっという間に90台後半になってしまう。やはり、これ以上スコアの安定には、アプローチの向上がカギになる。
1日50回の素振りでうまくなる練習法
そこで、検索してみると、往年の名プレーヤ藤田寛之の動画が出てきた。
実際の練習は、たったの3つだ。
- 手を胸の前で組んだり、クラブを両脇に挟んでスイング
- 1から腕を前に下ろす。両肘を胴につけ、腕を平行にして、クラブを両手でもって、スイング
- クラブを普通に持ってスイング
いずれも、クォータースイング位の振り幅で、1セット各1から3を10回、1日5セットで良い言うのだ。実際に始めて見ると、1日5セットは意外と時間が取れない。それでも、3セットは、出来たかと思う。さらに、寝室で2mぐらいのアプローチを練習した。
1週間後の結果
さて、1週間ほど練習して、ラウンドにでた。スコアは96と悪い。ドライバーは荒れ、アイアンの飛距離は出ず、バンカーに9回も捕まった。アプローチはどうだったというと、判定が付きにくい。
まず、最初のホールで、ラフから20ヤード程ののアプローチになった。練習の成果が出るかと期待したショットは。シャンクだった。ラフでヘッドの向きが変わり、右に出るタイプのシャンクだ。次のホールもアイアンが飛ばず、グリーン手前ラフからのアプローチだったが、ここでも同じにシャンクした。
原因は、1週間やった練習の所為だ。この練習で、今までのアプローチショットは、力を入れ過ぎていることが分かり、もっとゆっくりしたスイングを心掛けた。クラブの重みを感じるスイングだ。しかし、力を抜いたのは良いが、インパクト時のグリップも緩み、ラフの芝でフェースの向きが変わってしまったのだ。以前は、ラフでクラブフェースの向きが変わるなど起きなかったが、加齢の所為か、握力も落ちているのだろう。しかし、インパクト時は、フェース面が変わらないように、しっかりグリップすることや、鋭角にクラブを入れることで、修正できた。
その後のアプローチに失敗はなかったが、べたピンには寄らず、ダボが6回、トリ2回となってしまった。
バンカー9回でグリーンオン失敗が2回だ。砂1は1回で、3m以内が7回もあったのに、1パットは1回しかない。アプローチよりパターの練習が必要かもしれない。
練習法は効かないのか?
改めて考えてみると、藤田寛之の練習法でのスイングは、私のアプローチと相当違う。
私のアプローチは、3種類だ。
- 60ヤード以上もあるようなときは、普通のアイアンショットで、スイングが小さいだけ
- 上げて止めるときは、左にボールを置いて、フェースのエッジをボールの下に差し込む感じ
- ランニングアプローチは、右にボールを置いて、フェースを立てて、パター打ち
藤田の練習法は1に効くのかもしれないが、どうもしっくりこない。練習の成果は、クラブの軌道、フェースの入り方が安定して、ショットがばらつかない事なのだが、室内での2mアプローチでも距離が安定しない。まだ、練習が足りないということだろう。40歳以下なら、1週間でも改善するかもしれないが、65才ともなると、1カ月はかかるだろう。あきらめずに、練習を続けてみようとおもう。
プロとの違い
さらに、テレビなどで見るプロのスーパーアプローチと私のショットを比べてみた。
- プロは結構大きなロフト、58とか60度のクラブを使っている。私は、通常、50度。(最近は、以前使っていた58度も使うようになった。)
- プロは、30ヤード程を打つのに、腰ぐらいまで、クラブを上げている。私は、膝ぐらいだ。(ロフトの違いもあるだろうが、プロの方がゆっくり振っている。私は、振っているが、プロは、クラブの重みだけでスイングしているようだ。)
- プロは、スピンをかけた低い弾道のアプローチをする。私とは、別の打ち方だろう。
私の私見では。女性やシニアは、飛距離が出なくても、アプローチが上手い人は多い。どうやら、私は、力を入れ過ぎて、ショットが乱れるようだ。もっと、力を抜いて、正確性を優先したショットが必要なようだ。考えてみれば、普通のパットで力を入れる人はいない。ただ、力を抜くショットは、抜き加減がフルショットより難しい。練習で磨けるか、楽しみだ。