復活の兆し

100オーバーのラウンドが続いている中、一回り年上のシングルプレイヤーの方からお誘いがあり、ラウンドをご一緒した。

ゴルフ上達のポイントに「上手い人とラウンドしろ」というのがある。ただ、上達するには、自分もある程度できないと、うまさが分からない。最近は、やっと、シングルの凄さ、ボギープレイヤーとの違いが分かるように、なってきた。というのもあって、今回は、後半44と、久々にハーフ45切りに成功した。

最終ホールは、5連続パーの欲をかき、バンカーショットを失敗して、ダボとなったが、それがなければ、良いラウンドだった。

さて、課題はなんだったのかというと、次の3つだ。

  1. ショートパットを外す
  2. バンカーショットがよらない
  3. アプローチ
  4. アイアンの距離と方向性

ショートパット

ラウンドを振り返ってみると、40cmぐらいを外したのが2回。多くはないが、確実に入りそうなパットを外したダメージは大きい。

3〜2mのパットは、2打目も含めて、10回もあり、決まったのは3回だ。グリーンが速く、横や上に着くと、この距離でも、まぐれでない限り、決まらない。しかし、半分でも決まれば、3、4打スコアがよくなっていたわけで、やはり、痛い。

さて、短いパットは、以前はストロークで打っていた。しかし、どうも方向がずれるので、チョンと当てる打ち方に変えていた。しかし、問題は打ち方では無いように思える。如何しても入れようとして、普段の打ち方ができなくなるプレッシャーの問題と思える。

今一度、ダイヤゴルフの練習器具「パットチェッカー」で鍛えてみようと思う。

バンカーショット

ラウンドしたコースでは、最近、大きな試合があり、バンカーの砂が一部変わっている。以前は、粒が比較的大きな砂で、少し下はかなり硬くしまっていた。最近は、フワッとした砂なので、抵抗が小さく、以前の打ち方をすると、大きめになる。

バンカーは4回あったが、成功は1回で、後は大きめになった。

要因は、打ち方の他に、もう一つある。寄せてやろうと思って打つと、大きくなってしまうのだ。バンカーショットの最大の目標は1打でグリーンに乗せることなのだが、ついつい、欲が出る。

ピンを狙うのも良いが、それは、条件が良い時だけである。と言っても、最終ホールは、少し、左足上りで、距離は5ヤード、顎はまあ高いが、普段なら、ベタピンにつく状況だった。結果は、砂を取らずに、ボールをまともに叩いて、オーバーだ。

アプローチ

これも、やはり精神的なものなのだろう。

練習場では、そこそこの調子だったのだが、いざ、ラウンドが始まり、寄せればパーという場面で、自信がなくなり、最近使っている52度を避け、古い58度を使ってしまう。

それでも、何とか、5ホールまでしのぐと、6ホール目でダフリ、7ホール目でシャンクが出た。このホール、連続シャンクして、ダボとなり、最終ホールでも、シャンクが出た。この時は、距離が60ヤードもあるので、普通に打てる距離なのだが、前の失敗が微妙に影響したようだ。

後半は、失敗2回だが、不安で仕方がなかった。アプローチの失敗は、数えてみると6回だ。バンカーと合わせると9打も落としている。やはり、ショートゲームは重要だ。

ラウンド後、練習してみると、強く打ちすぎていることに気がついた。特に、3〜40ヤードになると、振り幅が中途半端で、違和感がある。

私の場合、このくらいの距離から、インパクトで、つい、手に力が入る。スピンを掛けようとしている訳でも無いが、インパクトを強くしてしまう。クラブを腰まで上げて落とす単純な動作ならば、距離は安定するはずだが、インパクトにクッと力が入る。結果は、トップかダフるかだ。

バンカーショットもそうだが、ほとんどの場合、フルショットはしないので、振り子のように、一定のスピードでクラブを動かすのが正解のようだ。今は、釘を打ったり、クワで土を掘り返したりするように、インパクトを作ってしまう。

もう少し、ゆったり打つ練習が必要だ。

アイアン

冬になって、アイアンの飛距離は落ちている。ただ、全てのアイアンでは無いので、打ち方にも問題があるのだろう。しかし、距離が出ない以上、以前の距離で、ショットしていても、スコアはまとまらない。

このラウンドまでは、「距離が出ないのは、たまたま」と考えていたが、飛距離は諦め、グリーンに乗せることを優先した。現状を受け入れたのが、今回は功を奏した。

前回、問題となったアイアンの方向も途中で、修正ができた。

最近は、距離が出ないこともあり、どうも力んでいた。このため、バックスイングはインサイドになり気味で、そのまま、打つと、右に出る。欲を言えば、下半身をもっと回して、上半身に動きを合わせるべきだが、力んでいると、体はスムーズに動かない。上半身の動きが120%にできても、下半身はそう速くは動かせない。

今回は、真っ直ぐ引いて、真っ直ぐ振り抜くことを意識して、方向が出るようになった。まだ、100%とは行かないが、セカンドショットが乗れば、苦手なアプローチが不要なので、スコアはまとまる。

今の課題は、目標の見つけ方だ。地面の目印、スパットは、すぐ見つかりそうで、見つからない。150ヤードでピン方向のスパットを見つけようと思うと、かなり難しい。2m先で葉っぱぐらい、ずれると、グリーンを外れたりする。プロはどうやっているのだろう?

シンブルプレーヤーとの違い

一緒にラウンドしてみて、やはり、シングルの方は、失敗が少ない。パターの読みが外れることはあっても、ショートパットを外したりしない。アプローチは、まず、グリーンを外さない。

失敗しても確実に1打失敗という感じでなく、次、リカバリーできるところまで、何とかする感じである。

ドライバーが飛ぶ訳でもないが、林や斜面に落ちたりはせず、セカンドショットを無理なところから打つこともない。

2駄目からの上手さが、全く違う感じだ。

これからゴルフを始める方も、練習するなら、アプローチやパットだ。これなら、家でもできる。アプローチがうまくなれば、確実にショットはよくなる。私は逆で大分時間がかかったと思う。「ゴルフ練習場に通う人に、うまい人はいない」ので、少しでも良いので、家でできることをやってみるのをお勧めする。

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