デシャンボーの教科書
フェースのどこに当たると、どういう球が出るか、あれこれ調べていると、”みんなのゴルフダイジェスト”で、”The golfing machine”を紹介している記事にたどり着いた。
“The golfing machine”というのは、アメリカのゴルフ理論の本で、あのデシャンボーが参考にしていると紹介されている。
サイトの中を「ゴルフィングマシーン」で検索して、紹介されている内容を全部読んでみた。記事は全部で27あるが、本の内容は、まだ、全て紹介し終わっている訳ではなさそうだ。(ちなみに24は二つあるが、”「スウィングプレーン」は上級者ほど美しい平面になるのか?”は25番の記事だろう)
結局、フェースの打点と飛球の関係を調べるのは、お預けとなり、スイングの仕方に興味が移ってしまった。
頭でっかちゴルファーに響く内容
特に、スイングで参考になったのは、以下の記事だ。
これらを読んで、最近のドライバー不調の原因が思い当たった。まさに、この記事の中にある、アマチュアの悪いクセがでたのだ。
飛ばなくなってくると、面白いことに、ますます、飛ばないスイングをしてしまうのがゴルフだ。手は伸びずに体に巻きつき、上体だけネジってバックスイングする。
さらに、打ち気にはやると、体は前につんのめり、ネックに当たるようになる。手首には力が入り、フェースは戻らなくなる。
ゴルフは1日にしてならず
この記事とGGスイングで紹介した内容で素振りを練習して、臨んだラウンドは最低だった。
アプローチ練習場が工事の為、この日は、何時もとは違い、練習場で2籠打った。ルーチンを変えるのはやはりよくないようだ。
しかし、ドライバーのショットはいい感じで、あわや230 ヤード先のネットに届きそうだった。Zeppで確認してみると、ヘッドスピードが45m/s 出ていた。数値で違うのは、ハンドスピードだ。今までは、精々8 k/hだったのが、9になっている。力は抜いても、ゆっくりスイングしていては、飛ばないということだ。
アイアンも調子が良く、高い球が狙った方向に真っ直ぐに飛んだ。
アプローチはマットの上からなので、ダフっても失敗にならないが、この日は、狙った距離にほぼ打てた。
そうして、準備万端に臨んだ、最初のティーショットは、どっスライスだ。悪いことに、距離が出ていて、林の奥へ入ってしまった。
このホール、直近3連続で同じミスショットだ。最初のホールで大事に行こうと、しっかり振れていない。しかも、手首はガチガチで、フェースが戻らないという訳だ。
後は、何もかもが噛み合わず、完全に負の連鎖に入り、このホール、ダブルパーだ。
続くパー3では、練習場の好調とは、違い、右にプッシュアウトだ。「大事に行こう」と緊張が抜けていない。それでも、なんとかボギーで切り抜けた。
やはりメンタル?
ドライバーは、ほとんどネック側で打っていて、酷いとテンプラ気味になる。つまり、前と左に突っ込んでいる。バックスイングで、右のお尻が、後ろに引けておらず、回す意識になっているのだろう。左脚軸でダウンスイングしてしまい、体は前と、左に移動する。
これを避けるために、バックスイングで胸を後ろに向けることに注意していたのだが、どうやら、上体だけ捻って、下半身が動いていなかったようだ。
練習場では、できても、実際のラウンドでは、全く、できなかった。
左に突っ込んでいるのは、いわゆる”溜め”ができていないからだ。切り返し後に、下半身を戻すのだが、そのタイミングで上体で打ちに行くと、手は早く戻りすぎる。
多分、この時、体は自然に反応して、ヘッドを遅らせて当てに行くので、フェースは被るか、開くかで、テンプラや低い球、または、右に出る球になる。
切り返し直後は、腕は下に落とす感じだ。下に落ちてから、下半身の動きで、加速して、当たる感じだろう。
少しでもスコアを取り戻そうとすると、打ち気にはやり、こんな結果になる。毎回、良いショットだけを心がけることが大事だ。
スパットで方向を決める
最近成功しているのは、自分の感覚で、スタンスを決めずに、ボールと目標を結んだ線上で、ボールの近くに落ち葉や芝目などの目標(スパット)を見つけ、スタンスを決める方法だ。
これで、方向を決めると、かなりの確率でその方向に打てるようになった。現場では、ティーマーク、道路、ラフの境界線など、方向を惑わす景色が目に入り、方向がずれる。この方法で、決めた方向に、決め打ちするのだ。
この方法は、練習場のマットに立って、ショットしている様な安心感が出るているのではないかと思っている。練習場では、マットの縁が飛球方向をガイドしている。
しかし、ティーショットだけは、まだ、違和感がある。理由は、ドライバーはクラブが長いこと、ボールからクラブを離してアドレスするからだろう。
どうも、左足が前に出るクローズドスタンスになっている。また、バックスイングの時、真後ろよりやや、背中側にクラブを引いている気がする。
次回は、もう少し、線をイメージして、スタンス、バックスイングの方向を決めてみようと思った。