ドライバーが突如安定

コロナ禍で、練習場にすっかり行かなくなって、久しい。ラウンド前には、ドライビングレンジで、打つには打つが、ホームコースの練習場の改修工事が始まり、鳥籠練習場になり、すっかり、打ち込む事がなくなってしまった。

しばらくは、調子は変わらないと思っていたが、去年の秋以降、飛距離が落ちて来たのを感じた。飛距離は多い時は20ヤード近く縮まっている。気候の所為だと、最初は考えていたが、去年のZeppモーションセンサーの値と今年を比べて、びっくりした。明らかにヘッドスピードが落ちているのだ。

不思議なことに、打感は、以前よりよくなっている。また、アイアンの最高高度が上がっている。しかし、センサーでの数値をみると、ヘッドスピードは、2〜3m/s落ちている。ボール初速にすると、5 m/sになり、飛距離にすれば、確かに20ヤードとなるだろう。

驚いた事に、ヘッドスピードが落ちている上に、ハンドスピードも落ちている。しかも、手の最高速度とインパクトの瞬間に時間差があり、インパクト時のハンドスピードは、さらに、遅くなっている。

定期的に、練習場に行っていれば、もっと早く、飛距離が落ちた事に、気がついたのだろうが、半年は気がつくのが遅れた。

そこで、久々に打放しの練習場で打ち込んでみた。この練習場にはTopTracerという、カメラで打球をチェックしてくれるシステムがついている。初速と打ち出し方向(上下左右)もわかる。飛距離は辛めで、ボール初速が60m/sを超えても、200yardに程度しか、表示してくれない。この日は、向かい風が強かった事もあるだろう。

さて、まず、直したかったのは、ピッチングウェッジのアウトサイドイン軌道だ。アウトサイドインになるのは、手(腕や上体)で、スイングしている事が、想定される。特に、そんな気はないが、短いクラブでは、力むようだ。

Zeppのセンサーをみると、トップでクラブがだれている。クラブヘッドが後ろに倒れている。トップで、右グリップが、左グリップより、水平や下に行ってしまっているようだ。シャフトが垂れないように、意識すると、許容値(±5度)近くの6度まで修正できた。

これが、良かったのか、ドライバーもプッシュアウトやスライスが減った。さらに、トップでの左肩の位置も、おかしくなっている事に気がついた。トップで、左肩が、上がっているのだ。これは、Zeppで動画撮影で、気がついたが、これも、トップで、クラブが寝る原因だ。

シャロースイングなどがよくキーワードとして出ているが、やり過ぎはよくない。また、ヘッドスピードの全く違う、プロのスイングは、必ずしも、アマには適さない。

この日は、ドライバーのスイングで、下記を修正した。

  • バックスイングを大きく – コックなど、バックスイングでは手首を使わない。
  • トップで左肩を入れる – 両肩は背骨を軸に回転する。バックスイングで、左肩は下がり、右肩は上がる。
  • ストロンググリップで強めに握る – プッシュアウトやスライスの原因は、フェースが返っていない事。ストロンググリップ(左手親指が真上より、右にあり、被せたグリップ)で、インパクトで緩めない。
  • 重心は後ろ目 – 最近はつま先よりになっていた。
  • 前傾は今までより、深め

次の日のラウンドでは、フェアウェイキープが64%で、チーピン1回。ほぼ、ストレートのドライバーショットができた。

スコアは、名物バンカーに入れて、+8打など、強風で、全く振るわなかったが、かなりの手応えだった。次のラウンドが楽しみだ。

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