90切りのラウンド前の練習は、ボロボロだった。Zeppのモーションセンサーで記録しても、ボロボロだった。実際のラウンドでは、かなり良かったので、再度、近くの練習場で、スイングのデータ採りをしてみた。
ウェッジ
まずは、ウェッジ。前回は、ピッチングウェッジがクリーンヒットができず、トップ気味だった。早速データを取ってみたが、52度のウェッジとはいえ、採点は88と、思わしくない。特にデータが悪いのは、CLUB PLANE(クラブヘッドが通る軌跡)で、7度のアウトサイドとなっている。これは、最近の傾向で、インサイドにバックスイングをするので、その反動で、アウトサイドを回ってしまうようだ。
良くなったのは、手の軌道だ。なんと、ほぼ、バックスイングとダウンスイングが一致している。センサーでも0度となっている。
アイアン
アイアンも似たような傾向で、クラブがアウトサイドから入っているが、他は良さそうだ。
インサイドにバックスイングしているのは、少し早めにコックして、クラブヘッドを上げてしまっているのだろう。もう少し、大きなバックスイングをイメージすると治る気がする。
ドライバー
さて、次は、問題のドライバーだ。Zeppの数値は80台前半で以前に比べると良くない。数値で悪いのは、クラブプレーンとテンポだ。
以前から、インサイドからダウンスイングが始まっていたが、それが、さらに、強くなってきた。バックスイング自体が、インサイドに上がっているが、トップから、さらにインサイドへダウンスイングが始まっている。これも、アイアン同様、バックスイングを直せば、改善しそうだ。
今回 | 2020.2.1 | |
テンポ | 3.7 : 1 | 3.0 : 1 |
バックスイング | 1.03 s | 0.92 s |
ダウンスイング | 0.28 s | 0.29 s |
トップ | 247度 | 279度 |
腰の角度(トップ) | 16度 | 28度 |
腰の角度(インパクト) | 44度 | 38度 |
テンポは、3.7 : 1 まで悪くなっている。バックスイングが1.03秒、ダウンスイングが0.28秒となっている。90点代が出ていた、2月ごろのデータを見ると、バックスイングが0.92秒と10%近く速い。しかも、2月ごろはトップの位置は279度で、今日の数値は247度だ。以前の方が、深いバックスイングなのに、スピードは速い。
逆に、ダウンスイングは0.29秒とわずかに遅い。しかし、この時はヘッドスピードが43 m/s も出ている。
どうやら、バックスイングは早くして、ダウンスイングはゆったり目にした方が良いようだ。
軌跡をスロー再生で見比べてみたが、手については、タイミングは同じにしか見えない。
腰の回転には、気をつけていたつもりだが、バックスインでは、角度が浅くなっている。その分、インパクトでは、深くなっている。この浅いバックスイングが、時に、ひっかけを引き起こす原因だろう。上半身が捻れていないと、間違いなく手打ちになるだろう。
動画チェック
今日は、動画も撮ったので、以前と比較してみた。
バックスイング
以前は、9時ぐらいで、後方から見るとグリップエンドが飛球線の左を指している。Zeppでは、このくらいが、飛球線方向に平行にバックスイングする角度になるようだ。
今は、グリップエンドは飛球線方向を向いている。女子プロのスロー再生などを見ると、こちらの方が多い。
問題は、その後で、左肘が曲がり始めて、体に巻きつくように、トップを迎える。ヘッドは、飛球線より、左を指す、オーバースイングの典型だ。
プロは、肘が真っ直ぐのまま、トップを迎え、クラブは、やや寝る(背中側に倒れる)。
ダウンスイング
これだけ、トップが違ってしまうと、プロのようには、行かないが、今回は、明らかに腕が下りるようになり、手が腰ぐらいの位置で、クラブは水平になり、グリップエンドは飛球線方向やや右を向いている。以前は、ヘッドがもっと外を回っていて、グリップエンドは、逆に左を向いていて、いかにも、「こりゃスライスになる」軌道だった。
まとめ
どうやら、バックスイングの前半とダウンスイングは改善されている。
クラブが水平になったあたりから、左肘を曲げないように、深い上半身の捻転に気をつけてトップを迎えられれば、もっと良いスイングになりそうだ。