少し練習をしないと、ドライバーがおかしくなる。プッシュアウトと引っ掛けの繰り返しだ。今回は、引っ掛けが多い。感覚的には、手が正面に戻る時には、ヘッドが下り切っていて、右手が左手を追い越し、両腕が回旋して、フェースは左を向き、球は左に大きく曲がっていく感じだ。これを途中で止めようとすると、天ぷらになる。
左引っ掛けは手打ち
桑田泉方式で考えると、手打ちだけしていることになる。しかし、本人は、目一杯、下半身を意識して、スイングしている。
Zeppのアプリに付属している比較機能で、Wieのスイングと比較してみる。
手の軌跡を上から見てみると、Wieは目標方向よりやや右、私は、大きく左を向いている。自分では、インサイドアウトに振っているつもりで、実は、アウトサイドインのスライス軌道に手は動いている。手を体の近くで回して、アウトサイドインにするつもりが、逆効果である。
数値を見てみると、バックスイングの腰の角度は私の方が大きい。これもアマチュアに多い、間違いと言われている。「体をひねろ!」が腰を大きく回すことになっているが、これでは、体は捻転しない。Wieとの比較で、腰の角度差は11度だが、バックスイングの角度差は、7度しかない。Wieの方が、上体が4度余計にねじれていることになる。
逆に、インパクト時の腰はWieの方が30度以上も余計に回っている。下半身でスイングしているのがはっきりわかる。
もう一つの違いは、ヘッドの軌跡だ。Wieは手の軌道より、下側か、ほぼ同じ位置で、ヘッドが動いているが、私の場合は、手より大きく上を動いている。
「バックスイングでフェースを開かない?」で、腕の位置とクラブの位置が合わないと、それだけ、力がいることを説明した。手の軌跡上に、一番重いヘッドがあれば、より軽く取り回しができる。ロスが少ない分、速くヘッドを動かせる。
「クラブを真っ直ぐに後ろに引け!」などと言われる注意事項を間違って取り入れてしまった結果だろう。
体は回っているので、本当に、目標方向の反対に真っ直ぐにヘッドを移動させると、ヘッドを寝かせながら後ろに引く、妙なスイングになる。
Wieのスイングをスロー再生してみると、バックスイングで、手(腕)は徐々に回旋している。バックスイングは下半身の回転より、上体の捻転が大きく感じられる。しかし、ダウンスイングでは、上体は動かず、下半身が大きく動いて、状態はだだ、それについて行っているだけに見える。
まとめ
改善点をまとめると….
- バックスイングで、上体の捻転と腕の回旋に注意
- ダウンスイングでは、上体の力を抜き、左腰から回す。
- インサイドアウトは気にせず、手をやや右へ出す意識
はてさて、どうなる事やら。