ダウンスイング

ドライバーがおかしくなって久しい。五十肩になってからだ。スイング自体は変わっていないと思っていた。肩が痛くなるところまで、ゴルフスイングを上げることはないからである。徐々にアイアンの飛距離も落ちて、6番アイアンで175ヤードだったのが、精々160ヤードになってしまった。

どうやら、加齢で筋力が衰え、それを補おうと、腕力任せのスイングになってきた様だ。

ここ2年でスマホの付属カメラの性能が上がり、スローモーションが撮れる様になると、今まで漠然とおかしいと思っていたのが、はっきり、こことわかる様になってきた。

ダウンスイングだ!

順番

バックスイングを終えてトップを迎えて、ダウンスイングに入る。色々調べても、スクールでも、体を動かす順番は、大抵、下半身からである。John Elliott Jr: 4 Ways To Start The Downswing – Golf Digestでは、自分に合わせて4種類の方法が紹介されていて、3つ目に「腕を落とす」があるが、それ以外の3つは下半身リードだ。

しかし、これらの解説は、うまく打てる人が、自分がどうやって打っているかを思い起こしながら、自分の感覚を説明しているだけある。私の場合も、下半身リードに違和感がある。

上体も回る

下半身から回しても、それに繋がっている上体も回り、さらにそれに繋がっている腕も回転するからである。所謂、手打ちと同じ現象だ。

これを防ぐには、手が後から追って、ついてくる感覚を得るのが良いそうだ。スクールではシャフトがゴムでできている練習器具で、スイングを行い、感覚を身につける練習をした。しかし、家にあるわけはないので、すぐに、忘れてしまう。

観察

美しいスイングで有名なミッシェル・ウィーのスイングと自分のスイングを比較すると、ダウンスイングの手の動きが違う。彼女のスイングでは、ダウンスイングが始まって、上体が左回転し始めているのに、腕は落ちてこない。

プロのダウンスイング

えっ!腕が下半身に付いてこない様に止めるの?上体が回転し始めるのだから、ダウンスイングし始めたら、腕は逆に回す?そんなバカな!

これを、ある動画では、上体を止めたまま、下半身を回転しろと解説している。これをやろうとすると、やはり、下半身を動かし始めるときに、上半身は逆に回転させなければならない。

切り返しの謎

答えの一つはこの動画に…

つまり、腕がトップに到着する前に、下半身を動かしているだけ(?)である。これは、これで難しいが、「上体を固定して、下半身を動かす」よりイメージがしやすい。どうやっても、下半身を動かすと、上体は付いてくるので、上体を止めるには、逆に動かすしかないからだ。

実践

トップに行き着く前に、下半身をスタートする素振りしてみると、他のこともわかる。

  1. バックスイングとダウンスイングの時間比は、3:1に近くなる
  2. 上腕などの力を抜いてスイングする

腕がトップに行く前に、下半身がスタートするには、ある程度のバックスイングに速度が必要だ。腕を振り上げて、慣性で、まだ腕が上がっている間に、下半身をスタートさせるのである。

もちろん、この動きは、力んでいては、できない。力が入っている状態では、慣性で腕が上がるのを止めてしまうからである。

まあ、上体を止めて、下半身を動かしていくというのも、一連の動作の中では、間違いではないと思うが、トップスイングから、ダウンスイングを始めるという感覚でこれを実践しようとすると、違和感がある。多分、同じことを目指しているのであろう。

週末の練習場が楽しみだ!

そういえば、これもスクールで習った様な気がする?完全に消化不足だ。

 

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