Zeppのスイングアナライザーを使っていると、週間レポートが届く。その週のスイングのダイジェストだ。
ドライバーのヘッドスピードが遅い
相変わらず、テンポが遅いが、問題は、ドライバーのヘッドスピードである。現在の平均 88.5 mphは、秒速に直すと 39.4 m/sである。目標の95 mphは42.3 m/s で、後 7 %増やす必要がある。他のクラブでは、目標とほとんど同じか、それ以上なので、やはり、ドライバーが不得意であることがわかる。しかし、よく飛んでいた頃も、41 程だったと記憶している。
原因は?当然、「打ち方が悪い」「ドライバーが合っていない」の2つになるが、実際は、2つの複合だろう。ドライバーが合っていないので、うまく打てないなら、ドライバーを合ったものにすれば良いことになるが、結構、頻繁に皆さんドライバーを変えているということは、どうやら、変えたからといって、ずっとよくなることもない様だ。スイングが悪いほど、ドライバーを変えれば、スイングも変わるからだ。
ドライバーが合わない説
今のドライバーを購入したのは、2011年ごろで、しかも、旅先で、折れたドライバーの補充だ。量販店で、型落ちを格安で買った。当然、素振りだけで、買ったのだが、その当時のスイングには合っていたようで、ぶっ飛んだ。その数年後、五十肩などで、スイングが変わったのか、アイアンも含め、距離が全く出なくなった。単純に加齢によるパワー不足かもしれない。
2年前にぶっ飛び系のアイアンに切り替えてからは、アイアンの距離は、半分くらい取り戻せている。
しかし、ドライバーはそう、簡単ではない。嫁さんのお古のXXIOなども使ってみるが、最初は、改善するが、すぐに同じ癖が出る。右プッシュアウトか、左引っ掛けである。もちろん、XXIOも私には合わないことも考えられる。
ウィーとスイング比較
久々に、Zeppのスイングアナライザーの結果をミッシェル・ウィーと比較してみると、2つの大きな違いがある。フォロースイングの大きさとインパクト時の手の位置だ。
私の場合、トップとフォローの終わりのヘッド位置はほとんど重ならず、ヘッドは背骨周りを360度ほど回転して終わるが、ウィーは60度以上重なっている。確かに、プロやうまい人は、最後まで振り切っている。ヘッドが背中の方まで、回転している。私も、よかった頃は、フィニッシュでシャフトが背中に当たっていたのを記憶している。単純に、体が固くなっているのだろう。
さらによく見てみると、ウィーはインパクト後、急角度でヘッドが上に上がって行くが、私のは、ほぼ楕円軌道上だ。
また、数値で比較してみると、インパクト時の腰の角度の違いにも驚く。ウィーは54度だ。よく、下半身を回転させているということになる。
軸の中心を少し速く動かせば、当然、軸から一番外側のヘッドへの効果は絶大だ。
最近、背筋が弱くなっていることに気がついた。硬くもなっている。ブリッジなども以前はできたが、今は、無理である。少し、トレーニングが必要と思われる。
3つ目の違いにも気づいた。ウィーの方が、ダウンスイングのヘッドの描く円弧が小さい。これは、トップでコックして、それが解ける前に、ダウンスイングが始まっているからだ。しかし、これは、無理にコックを作っているのではなく、ダウンスイングが早いので、ヘッドが動きについていかないだけだ。手首をやわらくしていれば、切り返した時に、ヘッドが慣性の法則で置いていかれるので、この様になるはずである。無理に真似すると、おかしくなりそうだ。
とにかく、ダウンスイングのスピードは、つける必要がありそうだ。背筋トレーニングに期待しよう。
さて、次は、インパクト時の手の位置だ。少し、見難い画像だが、ウィーと私は同じ位置だ。ウィーの方が身長があることから、私の方が、かなり、手の位置が上で叩いている。さらに、アドレス時の手の位置との差が大きく違う。ウィーの方がよりアドレスに近いところを回っている。
これは、上体の起き上がりがウィーの方が小さいことを示している。しかし、これも結果かもしれない。手の通る道が、体に近いか遠いかが直接の原因だろう。私は、ドライバーをバックスイングほど、縦に振っていないことになる。
アイアンは良い
ちなみに、その日の#4アイアンの手の動きを見ると、バックスイングとダウンスイングがほぼ同じところを通っている。
では、なぜ、ダウンスイングで、手が体の近くを回らないのだろう?一生懸命近くを回る様に意識しているのだが、一向に良くない。
ググってみると、何と、逆である。下の動画が見つかった。「手を振れ」というのである。
今まで、手首を重力方向に落としたり、後ろを回そうとしていた。これは、Zeppのヘッド軌跡でもよく出ている。これでは、縦回転したとしても、右手が詰まって、ボールに当てるには、手を体から離さないとヘッドが地面を叩いてしまというのである。
手は回さないといけないとは、「ダメなときは、逆をやってみる。」である。そういえば、2ヶ月ほど前に急に改善したのは、何も考えずに打ったからだった。突如、ドライバー復調
過去の良いスイングと比較
その頃のスイングを比べてみると、顕著な差はないものの、2週間前に調子がよかったスイングと直近を比べてみると、びっくりである。
水色が、2週間前のベストショットで、ウィー並みにバックスイングが立っている。ちょっと見にくいが、アドレス時とインパクト時の手の位置も近い。
どうやら、この辺にヒントがありそうだ。バックスイングで、後ろに引かず、上にあげれば、腕も振りやすくなるのだろう。
さて、目出度く改善するのだろうか?乞う、ご期待!