先々週の好調とは裏腹に、今週は、なんとトリプル1だ。最近にない、悪いスコアだ。チェックしてみると、最近1年の最悪スコアだった。ベストスコア更新と意気込んでいたら、全く逆の成績だ。
予兆は、先週の練習から出ていた。ボールとの距離を縮めることで、安定したドライバーショットだったが、可笑しな打球が出るようになっていた。それまで、いつでもストレートしか出なかったのに、スライスも、引っ掛けも出るようになった。手が先行して、タイミングが合わないスイングだ。確か、ボールに近ずくことで、治っていたと思っていた。その日は、修正方法を見つける前に、時間切れで練習を終わってしまった。
ラウンド前日の練習では、スライスが出たので、改めて、ボールとの位置を縮めて、治ったと勘違いしてしまった。しかし、この日は、引っ掛けも2、3球出ていたのだ。アイアンやハーフスイングの練習に残りの時間を割いて、引っ掛けは気にしていなかった。この日は、ウッドの調子も悪く、寒さの所為にして、切り上げてしまった。事実、この冬1番の寒さであったのは確かだ。
ラウンド前の練習では、朝日が眩しくて、ドライバーショットの方向があまりよく分からなかった。右目だなと思っていたが、引っ掛けも出ていた。前の日のドライバーは50球程度。そのうち、悪いショットが3回として、15回に1回の悪いショットだが、ラウンド前には、ドライバーは10球程度しか打たないので、1度でも出ると、かなり、深刻な状況ということになる。後から、冷静に考えれば、この時点で、もう、調子は悪いということになる。そう言えば、アイアンショットは、ほとんど左目に出ていた。
さて、2週間前の好調だけを頼りに、ラウンドをスタートしてみると、最初のアイアンショットは一人だけ、大きくグリーンを左に外す様だ。30ヤードほどのアプローチをミスし、残り15ヤード程の3打目もチョロで、グリーンに乗らない。ヘリからのパターでのアプローチは、なんとカップインしてしまう。これで、勘違いが治らない。次のホールは、一人だけフェアウェイど真ん中にキープ。セカンド150ヤード程を、軽く打つと、大きくショート。前のホールに続き、また、アプローチを失敗して、ダボ。ラウンド前にアプローチをバッチリ練習したのに、体が、思うように動かない。次のホールは、ティーショットを天ぷらして、50ヤードほどしか飛ばない。天ぷらも、体が突っ込んでいるサインで、ショットが安定していない証拠だ。セカンドの#3ウッドはトップして、数十ヤードしか飛ばない。再度、打つと今度は、200ヤード近く飛ぶナイスショット。しかし、事すでにおそしで、ダボだ。次のホールは、右へスライスし、木にあたり、大きく球が戻った。ボギー確実となったが、3パットでトリだ。
続くパー3では、左池を警戒して、右目に打つと、今日一番のストレートボールで、そのまま、グリーンの右ラフに行った。アプローチは、今日一番の感覚のショットで、これは寄ると思ったが、ボールはスーッと旗を越していった。ラフは、こんなにも止まらないかと、ふとクラブをみると、一番手で違うクラブを渡されていた。運にも、キャディーにも見放された感じだ。大きく切れるラインでないと読んで、パッティングしようとすると、今度は、聞いてもいないのに、キャディーが「ここは大きく切れます」という。一瞬、少し膨らましてしまい、パーを取りそこなう。
後から考えると、5ホールで9オーバは、調子が悪いと言えるが、本人はまだ、諦めていない。次はボギーで切り抜け、その次の、ティーショットは、230ヤード以上のナイスショットがでた。しかし、前のホールのティーショットがうまく行ったので、アイアンショットが左目に出る、保険をかけずに、池ぽちゃ。アプローチもミスってトリプルだ。
そして、8番ホールで、ドライバーの左引っ掛けが出た。OB2発で、轟沈である。7回目のドライバーショットなので、ラウンド前の状況が的確に反映されていると言える。いつもと違うのは、思っ切り、振り切れたことだ。これでは、助かるものも助からない。天ぷらとどっスライスが出た時点で、ドライバーはあきらめるべきだった。
撮った動画を見比べてみた。黄色が、前回で、青が今回だ。知らない間に、ボールに近づきすぎている。上体は前回より、立ち上がり、腰の位置は、前に出て、膝の曲がりも小さい。
ボール一個分近過ぎる感じだ。この、近くに立ちすぎている感覚が分からないと、ショットが安定しないことになる。
青の位置では、重心が前にあるはずだが?残念ながら、チェックした記憶がない。これでは、お尻が後ろに出ている感覚がないはずで、重心は母指球より前かもしれない。「スイング比較」の記事で、下村真由美のスタンスをチェックした時に、下肢は、足首からほぼ垂直で、膝から上は、踵より後ろにあるように見えた。これをすっかり忘れてしまったようだ。
1. 右腰を後ろに出して、バックスイング。
2. 体重を真左に移動してダウンスイング。
3. 左腰を後ろに出して、下半身を回転。
この間、重心は前に移動させず、左右と後ろへしか、動かさないことを次回は再度、確認してみよう。