ドライバー重り調整

嫁さんが、PINGの試打会に行きたいというので、打放しの練習場に向かった。

PINGの試打はともかく、確かめたかったのは、先日、ギア猿を見て仕入れた、ドライバーの重量配分の確認だ。

11月のギア猿では、新作ドライバーをゲスト蛍原さんを呼んで、試打していた。蛍原さんはPINGの3種類のドライバーをメーカーの意図通りに打ち分けていた。

3種類とは一般向けのMAX、上級者向けLST、右へ行きがちなプレーヤー向けSFTだ。蛍原さんがLSTを打つと、右へ出てスライスするのに、MAXやLSTは240ヤード近く飛んでいた。

SFTは他の2つより軽くして、ヘッドのヒール(シャフトに近い)側にヘッドの重心をずらしている。トウ側を重くした方が、ヘッドが返り易いかと思ったいたが、相対的にトウ側を軽くした方が、ヘッド が返り易いそうだ。

番組では、あまりにも、劇的に変わっていたので、私のプッシュアウトも重り調整で治るのではと期待した。

クラブは軽い方がヘッドスピードは上がる

まずは、1 gの重りを1枚外してみた。使っているゼクシオ9の元の重さは、272 gだが、全部で15 gの重りをグリップとシャフトの境に貼り付けていた。

その日、40 m/s前後だったヘッドスピードは、42まで上がった。1gで随分違うものだ。

調子に乗って、もう一枚剥がしてみるが、今度は、変化がない。もう慣れてしまったのだろうか?

ヒールに貼ると右へ行くのを抑えられる?

重り貼り方をどのサイトで調べても、「右に出る人は、ヒール側に重りをつける」と解説されている。(参考:タバタゴルフのサイトより「ウエイトの貼り方」)

そこで、剥がした1gをヘッドのお尻とシャフトの間に貼り付けた。結果は、プッシュアウトの改善はなかった。少し、ヘッドが重くなった感じがあるが、違いはほとんど感じられない。

さらに、シャフトから1枚剥がして、ヘッド側の重りを追加してみた。これでも、変わらない。ただ、明らかにヘッド側が重くなった。

どうやら、重りでは直せない打ち方をしている様だ。

以前、グリップを出来るだけゆるく握る方法で、プッシュアウトが直ったので、そちらを練習して、直すしかない様だ。

PING G425は合わない?

ここまで、前振りがあると、想像がつくかもしれないが、私にはPING G425は合わなかった。試したのは、ヘッドがMAXで、シャフトは硬さRの45インチだ。販売員には、45インチシャフトは1種類しかないと言われたが、調べてみるとRのシャフトは、長さが2種類、45.25と45.75インチがあり、シャフトも3種類ある。それぞれ、重さが45 g、57 g、68 gと大きく違う。

飛びは、酷かったが、振り易くは感じた。販売員に、「コイツは、買う気がない」と思われて、違うシャフトを勧められなかった。今となっては、本当に良かったのか、悪かったのか判断がつかない。

左足を突っ張る

一方、練習場での、収穫は、左足を突っ張る打法だ。プロのスイング動画を見ると、左の膝は、真っ直ぐに伸びている。私の場合は、アドレス時に、少し曲げた膝は、フォローまで、ほぼその角度が変わらない。

そこで、ダウンスイングに入ったら、思い切って、左膝を伸ばして、左腰を回転させてみた。すると、意外に、打球方向が安定した。

もちろん、ゆるゆるグリップとグリップ握り方にも注意しているが、少し光明が見えた。

だんだんウィークグリップになっている

グリップの向きは、気がつくと、随分、ウィークグリップになっている。左手の親指が、アドレス時に真上にある感じだ。

これで、トップを迎えると、左親指で、シャフトの全重量を支える感じになる。この状態だと、間違いなく、シャフトクロスの状態だ。また、コックが早めに解け易い。手が掌屈するどころか、逆になってしまう。

アドレスで、左親指は、上から見てシャフトのやや右側に当たっていて、人差し指と親指の間が、シャフトの上に来る感じだ。

これなら、トップで掌屈もやり易い。

その他 – 球が上がらない

この日は、ボールがあまり高く上がらなかった。最終的には、よくなったが、全般の印象は、「球が上がらない」だ。

天ぷらも2、3球出ていたので、間違いなく左への突っ込みだろう。ヘッドスピードを上げようと、躍起になっていたので、上体を使っていたのだろう。

ちなみに、PINGの販売員からは、グリップを強く握ると、コックでクラブが上に上がるので、打球は低くなるとアドバイスをもらった。これは、どの解説書でも誰も説明してくれない、事実だそうだ。

左に突っ込むと、ボールとの間合いは取れなくなり、クラブを上に上げる事になる。強いグリップ圧の所為というより、強打しようという意気込み自体が原因ということだと思う。

ドライバーショットは、どんな場面でも、一定のリズムで、振れることが大切ということだろう。まあ、それができれば、これほど苦労はしない。自信が先か?技術が先か?

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