手の浮きはそんなに簡単に治らない

前回、ドライバーショットの改善の為、スイングの動画をプロと見比べ、改善策を考えてみた。実際に、練習場でやってみると、全く治らない。

まず、やってみたのが「6. 右脇を絞る」だ。全くイメージ通りにならない。トップからダウンは、結構。早い動きで、ゆっくりスイングする時は、動きを作れるが、実際のスピードでは全く意識ができない。

次に意識したのは、「5.右腰は前に出さない」だが、これも、すぐに忘れてしまう。

さらに、「頭を押さえられているイメージ」もなかなか、できない。

どうやら、これらは、正しいスイングがどうなっているかをチェックしただけで、どうすれば、このスイングになるかとは違うようだ。

例えば、「腕が体の近くを通る」のは、そうしているからではなく、そうなるようにスイングしているということだ。腕を近くに近づければ、良いスイングになるのではなく、良いスイングをすると、体の近くを腕が回るということのようだ。

唯一できるのは、下半身リードだ。だが、最近は、下半身が動けば、上半身も動くのがわかり、必要ないと意識しなくなった。その影響で、上半身の捻転を先に解いてしまっている。また、下半身リードに戻すのには、しばらく時間がかかりそうだ。

この日は、スライスが多く、最後に編み出したのが、テンフィンガー、スプリットハンドだ。右手を左手に重ねず、テニスラケットや野球のバットの様にゴルフクラブを握る方法だ。手が返りやすいので、左右30ヤードぐらいにボールの散らばりが抑えられる様になった。

しかし、他のクラブを練習して、最後に仕上げに、ドライバーを打ってみると、テンフィンガーはもう役に立たなかった。どうやら、体が慣れてしまった様だ。体についているイメージ自体が悪いのかもしれない。

スイングスピードをあげる練習器具として、細長い野球バットが売っている。これで、2、3回素振りして、ドライバーショットをすると、不思議と綺麗に打てる。ヘッドスピードも1~2m/s上がる。

重いものを振ると、体は自然に対応できる様だ。軽いクラブを正確に早く振るのが難しいということだ。重いクラブのイメージがある時は、なんとかなるものだ。これをコースで実践するには、3本ぐらいのアイアン一緒に持って素振りすれば、イメージが戻る。

次の日のラウンドは、例によって、スタートダッシュだ。10フィートと高速グリーンで、パットのタッチが合わないが、3ホールで3オーバーと快調だ。次の3ホールはドライバーが当たらなくなり、全ホールでトリプルだ。

ティーショットを失敗すれば、ダボ以上なので、やはり、ドライバーは直さなければならない。この日は、ショートホール以外、14ホールでドライバーを12回使い、失敗は4回と3割。全てチョロだ。天ぷらではなく、下方向に打ち抜いてしまった。左の突っ込みが原因だろう。

ティーショットでは、不安があるので、あれこれ、考え、動きがギクシャクして、失敗する。上手い人は、ティーショットであれこれ考えることはないそうだ。スイングの練習とは、別のトレーニングも必要だ。

とりあえずは、下半身リードをもう一度、やり直して、次に備えようと思う。

もう一つ、今回は、思い出しながら、スコアをもっと詳しくつけてみた。

結果、予想外のことがわかった。

52と58のウェッジだ。以前は58、一本槍で、ボールが浮いていないところで、ダフる不安はあったが、比較的高確率でアプローチを決めていた。今回も、6回中4回失敗で、全部ダフって距離が出ない失敗だ。最近は52でしかアプローチ練習をしていないので、その影響かもしれない。練習しなくなると、感覚は、やはり、悪くなってるようだ。どのクラブでも、いつでも打てる様にするのは、大変だ。今のレベルなら、毎回、同じ52でやったほうが、確率は良さそうだ。

52の失敗は、力みだ。ラフからのショットでも、力を入れたままだと失敗する。今回は、シャンクになってしまった。

この日は、グリーンが早く3パットが4回。全て、5m以上だ。早いとタッチが合わせるのが難しい。狙わずに寄せるだけに徹するべきだった。

ギャンプルは2回。1回はフェアウェイバンカーから5iのショット。これは、成功。2回目は、バンカーの縁、15cmほどの段差がある、ラフからのショット。3wを短く持って、低い球で、グリーンを狙ってしまった。結果は、大きく右に出て、林へ。あわや、ロストになるところだった。

自身のあるクラブとそうでないクラブの違いということだろう。ギャンプルできるのは、自身があるクラブだけだ。

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