ドライバーの調子が悪い。
Zeppのスイングアナライザーでは、80点が取れなくなっている。採点で悪くなったのは、バックスイングの角度と腰の角度だ。(画像左)
また、手が縦に回転せず、横に回転している。(画像右)
ただ、それなりに当たって、安定はしていた。
バックスイング角の改善
これは、解決策がわかった。上体を捻ろうが、この数値は大きくならない。スイング平面での比較を見るとよくわかる。ブルーが良い時、グレーが悪い時である。トップでの手の位置はさほど変わらないのに、クラブのトップは大分ちがう。良いときは、手首に力が入っていなかったので、バックスイングの勢いに乗って、クラブヘッドは大きく手を追い越している。一方、調子の悪いときは、力んでいるので、クラブは手以上には回らず、途中で、止まっている。
手首を柔らかく使えば、大きな角度が取れる。
腰の角度の改善
これも、改善方法がわかった。腰の角度は、バックスイング時とインパクト時が計測されるが、悪いのは、インパクト時の角度だ。上の計測結果では、悪いときは、3度しかない。つまり、腰が正面に戻っているときに、インパクトを迎えている。一見、良さそうに思えるが、プロは、45度左に回った時にインパクトしている。これは、下半身リードができていないのが原因である。上体から回すと、腰の戻りが遅れ、このような結果になる。
意識して、下半身からスタートするように練習すると、数値はよくなってきた。しかし、今度は別の問題が出てきた。下半身を意識すると、どうやらスウェーが起きているようである。
黒が悪い時の手の軌跡で有る。バックスイングで、手はブルーの良い時の軌跡を超えてさらに右を回っている。フォロースイングでは、良い時の軌跡より左側を回っていて、バックとフォローで手の通る場所が大きく違っているのがわかる。回転軸が、バックスイングで右に、フォロースイングで左に動いている為である。
先輩ゴルファーに聞いてみると、どうやら、下半身の動かし方が違うのである。
私の場合は、右足で、右腰を後ろに(壁が背中側にあるとすると、右腰を壁に押し付けるように)動かして、バックスイングをスタートする。右足を伸ばすのである。切り返しでは、右膝を曲げ、右のつま先で、蹴って、右腰を前に戻している。左足に意識がないので、左足が軸になっている。壁が背中側にあるとすると、右腰は壁から離れるが、左腰が当たらないで、腰が回転している。
当然、左脇が軸になり、右脇は前に出る。上体はボールに近づくことになり、無意識に体を起こして、ボールとクラブの距離を合わせているはずである。
先輩ゴルファーは、右足だけで、腰を回転しているのではなく、両方動かしているそうである。当然、右だけを回すより、左も回した方が速く回せるし、軸は背骨になる。右足に力を入れるか、左足に力を入れるかは、感覚の問題ということだが、少なくとも、右腰だけを動かすというのは、スイングが乱れる原因になるそうである。
また、フォロースルーでは、左足に完全に体重を移動しないといけないそうである。これも、昔、ティーチングプロに聞いていた指摘だったがすっかり忘れていた。フィニッシュで左足だけで立つ練習をやった記憶がある。
今は、右で蹴っている為か、フィニッシュでも右足に体重が残っている。
これは、治すのにしばらく練習が必要だろう。
縦回転に改善
長いクラブを持つと、前傾が小さくなってきて、腰の回転を意識すると、腕が上がっていかず、後ろに回る感じになる。さらに、腕でクラブを上げようとすると、胸と2つの腕が作る三角形が潰れて、やはり、手が後ろに回る感じになる。これで、腕が縦に回らなくなってくる。
グリップエンドが胸の正面にあるように意識して、バックスイングする必要がある。また、トップの位置も手が右肩の方に行かないように腕と胸の距離感を保って、トップを迎える必要がある。ある本には、腕だけ切り出すと「剣道で面を打つような動き」だと説明していた。
2つの腕で、小さなボールを挟んで、スイング練習する映像を見かけたことがあると思う。これなら、三角形は潰れない。三角形が潰れている映像を確かに見ている記憶があるが、これは、切り返しで、下半身が先行すると、最後に動く、手がおいて行かれて、三角が潰れるのであって、バックスイング中に崩していては、綺麗なスイングにならないようだ。