今季ベストスコアの後は、100越えのラウンドとなってしまった。原因は、右へ出るドライバーと飛距離の落ちたアイアンショットだ。
ドライバー
以前からあったプッシュアウトが悪化して、右へ出た後、最後にスライスするようになった。同じ曲がる球筋でも、スライスすると、力がまともに伝わらない。ハスに当たるということだろう。「いい当たり!」と思っても、力なく右に曲がっていく。ボールの場所を見てさらに、ガッカリする。いつもなら超えてるいるバンカーの手前にあるといった具合だ。
プッシュアウトは、軌道がインサイドアウト(右)で、フェースが開いて当ったときだ。これで、フェースが閉じれば、真っ直ぐ出て、左に曲がる筈なのだが、フェースは中々閉じない。ちなみに、Zeppのモーションセンサーで軌道はインサイドアウトになっていることは確認できている。しかも、どちらかというと、やり過ぎの感がある。
突如治る
しかし、スライスは、後半ラウンドに突如治った。理由は、手首を柔らかく使って、振り切ったことだ。
この日は、インサイドアウトを少しアウトサイドインにするため、バックスイングを大きく取ることに神経を集中していたが、それ自体が、おかしなスイングを誘発して、当たりが悪くなっていたようだ。
後半は、とにかく、下半身主体で振ることだけを念頭に、振り切ったら、久々のフック玉が出た。途中、また、あれこれ考えながらショットして、乱れてしまったが、振り切ることだけを意識して、修正ができた。
アイアン
最近、アイアンショットの飛距離が落ちていることに、気がついた。Zeppのモーションセンサーのデータから、ヘッドスピード、ハンドスピードの低下が原因と分かったが、直し方がわからない。
このラウンドでは、チョクチョク出てきたプッシュアウトが、スライスになり、2番手も飛距離が短くなった感じだ。打球は右に大きく曲がり、距離が出ない。いつもは届いているグリーンに届かないので、バンカーに入りまくる。この日のバンカーインは10ホールだ。
ドライバーと同じ原因であることは、想定できるのだが、同じ直し方を試すことはなかった。
軌道修正
修正方法は、最後のパー3で、順番を待っている間に、閃いた。
アイアンのスライスは、結構良い当たりで出る。ナイスショットしたと思ったのに、スライスするのだ。
スライスはアウトサイドインの打球で、Zeppでその傾向は、掴んでいた。1年前まで、アイアンでアウトサイドインになることはほとんど無かった。というのも、元々、アイアンはドフックだったからだ。150ヤードなら20〜30ヤードは曲がっていた。
そこで、3年ぐらい前に、それよりも少しアウトサイドから振ることを意識して振るようになり、目標に真っ直ぐ打てるようになったのだ。
どうやら、それが、行きすぎているようだ。しかも、最近は、左腰を回すことを心掛けているので、余計に左方向(イン)へスイングしている筈だ。道理で曲がる筈だ。
今までより、腰を左に回すなら、もっと、クラブは今までより右へ振出さないといけない。実際にやってみると、60ヤードぐらいフックした。これは、やりすぎで、ラウンドでやることでは無かった。このホールは5オーバーとなったが。次のパー5でパーが取れ、その次のホールでは、木の右ギリギリを狙ったショットにも成功したので、満足だ。
アイアンはアウトサイドインが、ドライバーではインサイドアウトが強すぎるようだ。何事も「過ぎたるは及ばざるが如し」である。
パター
この日、スコアを保ったのは、パターだ。前半は18パットと普通だったが、後半は、3パット1回を含んで、合計13パットだ。1パットが6ホールだ。
急に良くなったのは、背骨を支点にして、肩腕パターを一体化したパッティングだ。この時、力を入れずに、パターの重みだけを感じて打つと、引っ掛けたり、押し出したりしなくなった。振り子の動きを邪魔しないように打つ。
毎回、正しくヒットできると、距離感も出やすい。2mぐらいなら、入る自信がつく。
「真っ直ぐ打ち出そう!」などと考えると、開いて当ててしまったり、フェースの挙動を無理に変えようとしてしまう。その結果、スイング自体もおかしくなる。まともに当たらないと距離感の調整は難しい。
練習としては、ゴルフボールで”おはじき”をやっている。50cmぐらい離したボールに正面から当てるように打つ。今度は、弾いたボールから、さっき打ったボールを打つ。これを繰り返す。
いつもより、目標は小さいし、思いっきり打つ事もなく、毎回、方向や距離が変わり、飽きずに繰り返し練習できる。