ドライバーショットの改善を目指して始めたGGスイングだが、やはり、そう簡単には、身につかない。
すでに、目標を変えて、下半身リード、特に左足の使い方(腰の切り方)に、重点を置くことにした。
というのも、グリップ練習器で素振りすると、GGスイングが出来た感じになるが、実際に、球を打ってみると、タイミングが全く合わず、ボールにまともに当たらない。
女子プロ vs 私
まず、再度、女子プロのスイングと、自分の動画を見比べてみた。後方から見る限り、バックスイングは、悪くない。
違いがはっきりするのは、ダウンスイングだ。
私は、トップから、腕が下に降りてこず、腰の回転で、上体も周り、手も前に、出ている様に見える。
また、改めて、プロと自身の動画を線画にして見比べると、以下のことがわかる。
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- 前傾が浅い
- トップが浅い(捻転が少ない)
- 肩が水平に回転している
- 背骨が移動している
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あんなに気をつけていた、前傾が、意外と浅いのには驚いた。
トップが浅いのは、体の柔軟性の問題で、60歳を超えた私には、これ以上は、ちょとキツそうだ。
肩が水平に回っているのは、前傾が浅いせいもあるだろう。背骨が、立っていて斜めになっていないから、肩も水平に近いところを回る。
背骨を軸にし回転しておらず、骨盤移動でスイングしいてるのがわかる。これじゃ、突っ込んで、テンプラが出るのは当たり前かもしれない。
一方、女子プロは、トップから、手が下に降りる。この時、腰は回転しているが、胸は後方から見えたままだ。これなら、インサイドアウトの軌道になる。
この辺りが、GGスイングや下半身リードのスイングの肝の様だ。
トップで上体が捻転しているので、手が降りる頃でも、上体が後方を向いて見えるのだろうか?
腰骨が周り、しかも、背骨が回転軸になっているのがよくわかる。
私のスイングも、正しい腰の回転を身につければ、よくなる可能性がある。アイアンでは、ウッド系ほど悪くないので、長い軽いクラブを振る時の特性だろう。
クラブ調整
原因はスイングにあるのは確かだが、それにしても、最近は、ヘッドスピード 40 m/s 前後しか出ない。そこで、調整可能な重りを外して、軽くすることにした。
それでも、以前使っていた、XXIOは軽すぎたので、ヘッドの8gの重りを外し、重心近くに、4gの重りをつけた、さらに、外した重りのネジ穴を隠すために、ゴリラテープを貼って、保護した。
結局、全重量は、300 g から 297 g になったが、先端のヘッドが8g軽くなったので、かなり振れる様になった。ヘッドスピードは、Zeppのセンサーで測ると、44 m/s まで上がった。
腰を回す練習
腰を切る練習で、紹介されているのが、後ろに椅子を置いて、常に、椅子からお尻が離れない様にスイング練習だ。一方、Zeppのセンサーをつけて、スマホを腰のポケットに入れても、インパクト時の腰の角度が測れる。
早速、グリップ練習器を持って、ZeppのセンサーでGGスイングの素振りしてみる。
一所懸命に、腰を切っているつもりで、10度も出ない。ボールを実際に打つと、インパクトがセンサーでわかるが、今回は素振りなのでインパクトが正しく出ない可能性はある。やりすぎて、腰が痛くなったが、良い数字は出なかった。そもそも、腰が回せていないのかもしれない。
試しに、お尻に、机の縁にお尻を付けて素振りしてみると、20度ぐらいになった。どうやら、椅子を置いて、練習するのが良さそうだ。練習場で、どうやろう?
もう一つの、股の間に1ダースのゴルフボールの空箱を置く方式も試してみる。箱は、全く気にならず、体重のスライドを意識する感じにはならなかった。Zeppのセンサーで腰の角度を見てみると、あまり、違いはなかった。もっと大きい箱が良いのかもしれない。
ラウンド
十分練習する前に、ラウンドの機会がやってきた。ラウンド前の練習では、ドライバーは絶好調だ。クラブが軽くなった事もあり、フリ抜ける様になった。20ヤードほど、狙いより、右に出るが、プッシュアウトというほどでもない。
気分良く、最初のティーショットを打つと、なんと、珍しくスライスだ。コース真ん中から、30ヤードほど右に曲がり、木に当たって、OBは魔逃れた。あたりは良く、スライスしなければ、久々のビッグドライブだった。2打目も良くあたり、寄せもまずまずで、長めのパットも決まり、パースタートとなった。
2ホール目のティーショットも同じ様な球で、今度は、ドローがかかり、フェアウェイキープした。調子こいて、慣れない3wを振ってみると、なんと、右プッシュアウトのOB。
その後は、ドライバーの調子もおかしくなり、引っ掛けが多くなった。右が危ないホールの多い、コースだったので、何とか助かり、100で回れた。いつも、100オーバーなので、感触的には、調子が良かった。
まとめ
まだまだ、ドライバーショットが安定しない。「前傾を深めに!」は、半年ぐらい前に出た結論だったと思うが、すっかり忘れている。改めて、前傾、肩の回転、腰の回転を注意して練習してみようと思う。